『 VALENTINE 2007 』
読む前の説明
※今回は最後は誰が誰にチョコを渡すのか選択してもらうコトになります。
選択は全部で9種類の予定。そして、その中のひとつには.....隠しへの道が(笑)
≪諸事情により2010/12より選択肢はひとつ減ってます。隠しは生きてます≫


★ Write:のんた ★

2月、ある日ゴージャス

店内には、本日も癒しを求めにたくさんの女性客が溢れていた
そんな中、不釣合いな男性客の姿
相手をしていた炎樹がボトルを振る


炎樹 : そろそろ新ボトルじゃねぇ?
杉田 : そうですねぇ...
銀時 : んじゃ、お前いれとけよ。ニューボトル。
杉田 : なんで、俺が?
銀時 : だって、お前...俺だろ?
杉田 : なんだ?その理由?
銀時 : だってよ。俺、お前のキャラじゃん?お前の声じゃん?コレ?
杉田 : あーっ!それ、ここでは禁句!!
銀時 : んなコトいったってよ〜仕方ねーじゃん?俺、金ねーし。お前、稼いでるじゃん?
杉田 : あのな...

※スパーーーーーン( −_−)_θ☆(ノ゜凵K)ノ

カズマ: ...他のお客様の御迷惑になりますので、お静かにしてもらえますか?

指名客を送ってきたばかりのカズマがスリッパ片手に呆れたようにいう

杉田 : あ、すいません...
銀時 : ってゆーか、そのスリッパ何?ドコから持ってきたの...?
カズマ: さぁな?
炎樹 : んなコトより、どーすんの?ボトル?
杉田 : ...俺が入れますよ
銀時 : おーっ。男だねぇ〜〜さっすが俺。
杉田 : 銀さん...
炎樹 : はーい。ニューボトル入りまーす。

席を立とうとした炎樹の肩をポンと触る人がいた

チヒロ: 今...持ってくる...ところで
     ...なんで杉田さんと銀さんがいるの?...男性だけの利用って...
万里 : それがねー、もうすぐちゃんとちゃんが来るんだって
チヒロ: そう...なの?
水無月: チヒロは知らなかったんですね。さっき連絡があったんですよ。
チヒロ: そっか...
彬  : はい。ニューボトル

違うテーブルについていたはずの彬が杉田のボトルを持ってやってきた
その彬の首には、花輪ならぬ万札で出来たレイがかけられていた

水無月: おや。随分なモノを...
彬  : ああ、これ?バレンタインにね、来れないからって貰ったんだよ
カズマ: なるほど...
万里 : 豪華なプレゼントだねぇー
水無月: もうすぐバレンタインでしたね。チョコの代わりですか...
銀時 : チョコねぇ〜甘いモンか。喰いてーな。
カズマ: 甘い物...俺なら甘い物よりがいいですけどね。
銀時 : ばーか。は喰いモンじゃねーよ。
     それに、だ。バレンタインっちゅーのは、好きなヤツにチョコやんだろ?
杉田 : じゃ、俺ですね。貰えるのは。
銀時 : なんでそーなんだよ!
チヒロ: さん...誰に、あげるの...かな...
水無月: さて、どなたでしょうね?貰えたら嬉しいんですけど
万里 : 俺は貰えるんじゃないかなぁ〜
チヒロ: 万里さんが貰える、なら...俺だって...
水無月: まあ、まあ...チヒロ
炎樹 : 意外と、俺にくれたりして
全員 : それはない!
炎樹 : 声揃えんなよ...キツイなぁ〜
彬  : 仕方ないさ

苦笑いする炎樹の肩を慰めるように彬が優しく叩く

水無月: とにかく、さんにしろさんにしろ、抜け駆けは接待は禁止ですよ

水無月がそういった時、ゴージャスの扉が開いた


水無月: いらっしゃいませ。お待ちしてました
 : ありがとう。あ、あれ...銀さんと杉田くんも??
水無月: ええ、事前に情報が洩れたみたいです

水無月とが笑い合う

龍太郎: ちぇっ。紛らわしいなぁ...
鷹士 : 同じ声だから?
龍太郎: ...うるせー
 : じゃ、若月先生帰ります?
龍太郎: 帰んねーよ
  : まぁまぁ...とりあえず席に着こうよ。
鷹士 : のいう通りだ。座ろう
 : そうね。席、案内してくれる?
水無月: かしこまりました。相席、なさいますか?

そういって水無月が示した先の席で、炎樹がヒラヒラと手を振っていた


結局、相席にしてみんなで、あーだこーだ話していた

そんな時、指名が入り一時的に席を離れている彬の姿がの目にとまる

 : あれ?それ...何?
  : お金の...レイ?ネックレス?すごーい。
カズマ: 彬にプレゼントだそうだ
炎樹 : なんかよー、バレンタインに来れないって、アレらしいぜ?よくやるよなー
 : あ、バレンタインか...

のひと言に視線が集まる

 : え?どうかした?ヘンなコトいった?
チヒロ: ...あ...違う...あの...バレンタイン...
 : バレンタイン?
チヒロ: ...うん...くれる?チョコ?
 : え...あ、えっと...
万里 : 俺だよねー、みゆきちゃん
杉田 : さんは俺に
銀時 : いや。俺だよな?
龍太郎: ん?オレ様だよな?
  : ...同じ声...?
カズマ: ...だな
龍太郎: おい!
カズマ: 冗談ですよ。

鷹士 : それで、は...その...誰にやるんだ?チョコを?
  : え?そうだなぁ...
カズマ: 俺じゃないのか?
鷹士 : お兄ちゃんだよな?
  : ...え、えっと...
 : 鷹士さんには私があげますよ
  : 良かったね。お兄ちゃん
鷹士 : あ、ありがとうございます...
チヒロ: ...鷹士さんだけ...?
 : チヒロ...
水無月: ほらほら、バレンタインはせがまなくっても貰えないと...ね?さん?

そんなこんなで、バレンタインの話でゴージャスは持ちきりになり始めた
いったい、誰の為にチョコを準備するのか?



★ Write:梅桜★

ゴージャスの一件以来、考えなくてもチョコレートの事が浮かぶ
数日経ったある日。の部屋に来ていた
出されたコーヒーを飲みながら、二人そろって小さくため息をこぼす

: で、どうする?チョコレート
 : え?はもう決まってるんじゃないの?
: そういうこそ、決まってるんじゃないの?・・・杉田君とかさ
 : こそ、チヒロじゃないの?

: チヒロねぇ・・・んーあげたいかなぁ
 : なにそれ。じゃ、万里さん?あ、店長!
: なんで私ばっかり!こそ、若月センセにあげるんじゃないの?
 : ・・・あ、えーっと・・・
: 鷹士さん、悲しむけど私があげる事で少しでもフォローになればねぇ・・・
 : え?じゃお兄ちゃんにあげるの?
: だーかーら!!・・・決まってないの
 : ・・・そうなんだよねぇ・・・決まってたら苦労しないよねぇ

小さくため息をまたこぼす。そして顔を見合わせて、少し笑った

 : ね、明日一緒に買い物行こうよ。チョコレートとか、一緒にあげるプレゼントとかさ。
: そうだね。一緒なら、ま、何か良い案でもうかぶでしょ?
 : お兄ちゃんの好きなもの、教えてあげるからw
: だからぁ、まだ決めてないって。カズマ君とかはやっぱり高いモノなの?
 : んーそうだよねぇ・・・彬さんのあの札束のレイを見せられちゃうとねぇ
: 凄かったよね、あれ。でもさぁ・・・

:チヒロには似合わない!

二人は大笑いし、遠く離れたゴージャスで一人チヒロがくしゃみをした

チヒロ: 風邪・・かな?
万里 : 気を付けろよ?ほら、バレンタイン近いしな!
チヒロ: ・・・万里さん・・嬉しそう・・・
万里 : え?俺?・・俺は、ほら、ちゃんから貰えるから。大人の余裕ってやつ?
チヒロ: ・・・油断大敵・・・
万里 : チヒロ、時々怖い事言うなぁ
水無月: 万里、チヒロ、指名ですよ。ん?どうしたんです?楽しそうですね

万里 : なんでも。な?チヒロ
チヒロ: ・・・うん。・・・何でもない・・・

そういいながらも二人は笑顔だった

数日後。の部屋の前

 : ・・・確かに今日、バレンタインの買い物に行きます
     でも、なんでそれを先生が知ってて、そして付いていくなんて言うんですか?
龍太郎: の行く所、俺が行くに決まってるだろう
 : 決まってるって・・・まぁ良いか。
龍太郎: お前も鷹士の好きなモノを一緒に選べていいだろう?
 : まだ、誰にあげるかなんて決めてません。
龍太郎: ちょ、ちょっとまて?つうことは、も決めてないのか?
 : ・・・どうでしょうね〜?

少し焦る龍太郎を置いたまま、と鷹士が待つ部屋のチャイムを鳴らした

  : もう、あれだけ言ったのにお兄ちゃん来るって・・ゴメン、
 : つうか、こっちもセンセがいるし、ね
鷹士 : あ、さん、こんにちは!買い物、ご一緒しますね
 : はい喜んで!
龍太郎: さっきまで文句言ってたの誰だよ・・・
 : センセ?何か言いました?
龍太郎: いえいえいえ・・・じゃ、行こうか、

&鷹士: だけ連れて行くのかよ!!

4人は百貨店に着いた

: とりあえず・・・どこから見る?
銀時: チョコレート売り場だろ?チョコレート。甘い物見ないでどこみるんだよ
神楽: ホントあるよ。しかし、これだけチョコレート多いと試食して回るだけで鼻血でるね
新八: いや、試食じゃないから。並んでるけど、食べちゃダメだから!!神楽ちゃん!!

鷹士: あれは・・・?
: んー・・・の友達の友達。元気一杯よねぇ。良い事だわ
鷹士: そういう問題ですか
: え?他になにか?

  : 銀さん、来てたんですか?
銀時 : ん?あ、あー・・・何となく、な。しっかし広いなぁ・・・
  : 神楽ちゃん達、迷子になるかも。
龍太郎: はじめまして、若月龍太郎です
銀時 : ・・・あ、こりゃどうも。
龍太郎: 、行くぞ。
  : え?あ、センセ?
銀時 : ちょっとお宅それはないんじゃないの?も嫌がってるしさぁ、離したら?
龍太郎: ・・・お前に言われる筋合いはない
銀時 : まあまあ、同じ声なんだし仲良くし

※(;^◇^)-)_θ☆(ノ ̄皿 ̄)ノスパーーーーーン!!

 : それを言うな!
杉田 : まったくです。俺が訳分からなくなるんですよ?

※(;^◇^)-)_θ☆(ノ ̄皿 ̄)ノスパーーーーーン!!

 : 智和が言うなぁ!!

 : あれ?杉田さん・・・お仕事は?
杉田: この後、近くのスタジオで。見覚えのある姿があったから、ちょっと・・・
: エー?に会いに来たんじゃないの?

その時、銀時と龍太郎の目が鋭くなった

鷹士: にってどういう事ですか?さん!!
: あ・・・あ、いや、ねぇ?ちゃん?
 : えー、私にふる?
杉田: えーっと・・・お兄さんの鷹士さんでしたっけ?どうも、杉田智和です
鷹士: あ、どうも。・・・、なかなか丁寧なひとだな
 : まあね・・・!!

をコソコソ呼んだ

 : 何?
  : ね、おかしくない?銀さんは神楽ちゃんが来たいって言ったとしても、よ
 : 智和も来てるのは変だって事?
  : と言うか・・・嫌な予感がするの・・・
カズマ: 例えばゴージャスのメンバーに会うとか?
水無月: 偶然って怖いですねぇ

は言葉を失って、そして声の方を見る
そこにはラフな姿のカズマ、水無月、万里、そしてチヒロがいた

 : え?あ、え・・・はあ?どういう事?
  : 偶然って・・・ホントに?
カズマ: 本当に偶然だ。
万里 : そうそう。たまには一緒に飯でも食うかって話になって。な?チヒロ
チヒロ: さんに・・・合える・・・なんて・・凄い・・・嬉しい

その時、遠くから轟音と共に神楽が新八と逃げてきた

神楽 : 銀ちゃん!大変アル!!逃げるよろし!!
新八 : 神楽ちゃんが試食じゃないモノまで片っ端から食べるからですよーー!!
あーもう!!
神楽 : 男がべそべそするんじゃぇーよ!あ、今日はピンクいないある!
水無月: 早く行った方が宜しいようですよ
万里 : ホントだ。凄い人・・・
銀時 : ったく・・・しょうがねぇ。逃げるぞ!!またな!!
神楽 : ちゃん、また遊ぶアル!!
新八 : すいません、またちゃんと挨拶にうかがいますぅぅぅぅ・・・・

小さな台風が去った後のようだった。
気が付くと、そこには銀時、神楽、新八の姿はなかった

 : 逃げ切れると良いね、銀さん
  : まったく・・・いっつも人騒がせなんだから
 : そこが良いんじゃないの?
  : そ、それより!!・・・こんな大人数じゃ目立つよ?
カズマ: 確かに。じゃ、俺たちはここで退散するか?
万里 : 賛成。ちゃん、俺の事忘れちゃダメだよ?
 : 抜け駆け禁止だったんじゃないんですか?まったく、万里さんったら
チヒロ: じゃ・・・俺も・・忘れないで・・・お願い
水無月: ほらほら、さんが固まってますよ。じゃ、お騒がせしました

ゴージャスメンバーは名残惜しそうに去っていく
残されたのは、最初のメンバーと、杉田

  : 杉田さん、時間本当に大丈夫?
 : 遅刻なんて、洒落になれないわよ?
杉田 : ・・・じゃ・・・名残惜しいっすけど・・・行きます。
 : いってらっしゃーい
杉田 : さん、俺の事忘れないで下さいよ〜!!

龍太郎: 鷹士、どこで漏れたんだ?情報
鷹士 : え?皆さん偶然じゃないんですか?先生考えすぎですよ
龍太郎: ・・・まったくお前はお人好しだなぁ・・・偶然であんだけ集まるかよ!
鷹士 : そうですか?だってここら辺で一番大きいデパートはここですし・・・ねぇ?
 : なにコソコソ話してるんですか?
鷹士 : あ、さん。センセが
龍太郎: あーあれだ。ここじゃなくて、違う階に行ってみないかって話だ、な?鷹士
鷹士 : ・・・まぁ。、お兄ちゃんの後にちゃんと付いてくるんだぞ
  : もう、また子供扱いする!
 : 鷹士さん、私が手を繋いでましょうか?
鷹士 : いやいや、さんは大人ですから。迷子にはならないでしょう
 : ・・・まあ、そうですけど・・・
龍太郎: ちゃん、残念!!

※(;^◇^)-)_θ☆(ノ ̄皿 ̄)ノスパーーーーーン!!

 : 先生。頭にゴミが着いてましたよ?
龍太郎: ・・・あ、ありがとうございます・・・

結局、4人はデパートをまわったものの、何もプレゼントは決まらず。
後日、の二人だけでチョコレートを買いに来る事にした

そして、バレンタインデーは着々と近づく!!



★ Write:のんた ★

結局、バレンタインの前日になってのふたりは
となりの街にある密かに人気のチョコレートショップを訪れていた

 : とりあえず、チョコはよし。っと...
  : なんとか買えたね
 : そうねぇ...あの時は偶然が多すぎて...
  : ...偶然?
     お兄ちゃんと龍太郎センセのコトは私がお兄ちゃんに話したせいだけど...

がゴージャスに行った時、
水無月にポロリと洩らしていたコトが原因だと知っていたをじっと見た
は洩らしたコトがバレた事実に頬をぽりぽりと掻く

 : ...まぁ、そういわないでよ...水無月さん、聞き上手なんだもん
  : 確かにねぇ...水無月さん、聞き出すの上手だよねぇ...
 : 全く...

軽く息を吐きながらそういうは苦笑いを浮かべた

 : さて、いよいよ明日は本番ね〜。は誰にあげるの?
  : いわないわよ〜〜!!そんなコト!!
 : 残念...
  : そーゆーこそ、誰にあげるのよ?
 : 私はね..........内緒。
  : 何よ。それ。
 : じゃあ、バレンタインが終わったら報告しない?
  : 別にいいけど...
 : じゃ、約束ね?


そんなワケで、バレンタイン後、
お互いに誰に渡したのか報告をするコトになった

さーて、ここからが本題です(笑)
選択方式になっています。
、いったい誰にチョコを渡したんでしょう?

下の選択から選んでください。



【 も迷った末に ☆ 炎樹と彬 に渡した 】

【 が渡したのは→  ☆ チヒロ  水無月  万里  鷹士  】
【 が渡したのは →  ☆ カズマ  ☆ (都合により削除)  ☆ 銀時   龍太郎 

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