『 VALENTINE2007 選択後 万里 』

選択後 ◇ 万里さん& ◇ Write:梅桜


は悩んで、悩んで、結局万里にチョコレートを渡す事に決めた
しかし・・・

 : (ゴージャスで渡したりしたら・・・チヒロの目もあるし・・・
      んーやっぱり二人っきりで渡したいなぁ)

簡単に二人っきりになれる場所もない
渡すと決めた途端、難題にぶつかった

 : 誰か助けてくれないかなぁ・・・万里さんの友達で・・・友達・・・友達?!

は携帯を手に取り、アドレスを開いた。
カフェ「ギャレット」の悟に相談する事に決めた
メールでお店が終わる時間頃、
相談したい事があるので電話しても良いか?と簡潔に文章を打つ

 : 送信っと。お願いします!悟さん!!

意外にも携帯の着信がしばらくしてすぐ、鳴った。悟だった

悟  : もしもし、悟です。ちゃん、どうしたの相談って?
     あ、ひょっとして・・・明日バレンタインだし・・・祥行、じゃないや、万里のこと?
 : 当たりです。万里さんに渡したいんですけど、ゴージャスじゃ目立っちゃうから・・・
     で、悟さんからなにか知恵を拝借出来ないかなぁって。
悟  : 勿論、喜んで相談に乗るよ!そうだね、明日万里は仕事?
 : はい、仕事だって言ってました。
     だからチョコレートもって遊びに来てねって言われちゃいましたw
悟  : 万里らしいね。んーそうだなぁ・・・
     じゃ、お店が始まる前にちょっと二人ででかけたらどうかな?
 : でも、待ち合わせとか・・・
悟  : 大丈夫!ギャレットで待ち合わせて、そのまま万里とドライブに行って来なよ?
 : ・・・なんだか、悟さん楽しそうですね?
悟  : そりゃぁね。じゃ、明日は早いよ?待ち合わせの時間も早めが良いだろう?
 : でも、万里さん今日も仕事で疲れてますよ?
悟  : あ、そうか。それじゃ、万里次第って所だね。じゃ、あしたギャレットで待ってるよ
 : はい!ありがとうございます、悟さん!

携帯を切ると少しだけ窓を開ける
夜の空気が冷たい。でも、その冷たさがは気持ちよかった

 : 明日・・・晴れると良いな

そして迎えたバレンタイン当日
カフェ「ギャレット」の前に見覚えのある車が止まっている

万里 : おはよー、ちゃん
 : 万里さん、早いですね?お店の中で待っててくれるのかと
万里 : だってさ、今日バレンタインだよ?
     で、俺をドライブに誘うって事は期待して良いんだよね?
悟  : ほらほら、お店の前だよ?営業妨害、って感じかな?
万里 : ゴメン、ゴメン!とりあえず、何か飲んでいく?それとも、すぐ出発?
 : あ、っと・・ま、万里さんにお任せって事で
万里 : じゃあ、すぐ出発!じゃ行ってくるね〜
悟  : 安全運転しろよ!ちゃんも楽しんでおいで〜!

軽快に走り出す車。万里は鼻歌交じりでハンドルを握る

万里 : そうだな・・・ちゃん何処行きたい?
 : そうですね・・・あんまり遠くだとお店に遅刻しちゃうから
万里 : いいのいいの!お店はこの際、ちゃんと一緒に行けば。
     ほら、どこ?言わないと襲っちゃうよ?
 : もう!そう言う事運転中に言わないでください!
     ・・・そうですね・・万里さん何処行きたいんですか?
万里 : え?俺?・・・んー・・・俺の行きたい所でいいの?
 : はい。でも、遠出はまた今度にしてくださいね
万里 : 了解。じゃ、俺の行きたい所で決定

車が到着したのは達の住む町のマンションの前だった。

万里 : 到着。なんかすぐだったね
 : すぐって・・・戻って来ちゃいましたよ?それに・・ここ
万里 : ここ、俺の家。あ、入って。今コーヒーでも入れるから
 : 万里さん、意外とキレイにしてるんですね
万里 : あれー?意外とって言葉はちょっと、ひどくない?ちゃん
 : だって、万里さんって服とか脱ぎっぱなしのイメージw
万里 : アイタタタ・・・ま、近いけどね。でも、一応、整理整頓してますよ?
 : ふーん・・・あれ?これは・・・

はふとソファーの下から覗く、雑誌を引き出した。表紙は女性の裸だった

万里 : あー!!あ!!そんなの見ちゃダメだって!!ちゃん!
 : ・・・見ちゃダメって、出てきたんですよ。万里さん、凄い真っ赤です、顔
万里 : あ、イヤ、ほら、これはさ・・・男の秘密っていうの?
     ・・・あーあ・・隠したと思ったんだけどなぁ
 : ・・・万里さんも男の人って事ですね
万里 : ま、そう言う事。・・・なんなら、ちゃんが
 : 私が?
万里 : ちゃんが・・・

ふと万里の表情が真面目になり、の肩を掴んだ。その時笛吹ケトルが激しくなった

万里 : あっちゃー・・・ホント、タイミング悪ぃ・・・ま、いいか。
     ちゃん、コーヒーブラック?
 : はい、手伝いますよ
万里 : いいって。座ってて
 : 落ち着かないんです。初めて万里さんの家に来て・・・手伝わせてください

は万里の弱みをもう一度ソファーの奥深くに隠して、台所に行く
万里は優しく微笑むと、に「おいでおいで」と手招きをした

万里 : じゃ、おいで。ここ
 : え?そこって・・ちょ、ちょっと万里さん?!
万里 : んーやっぱり、ちゃんって抱き心地最高!
 : ぬいぐるみじゃないです!万里さんってば・・・
万里 : ダーメ。こう言う時は「家常祥行」で呼んで?ちゃん?
 : ・・・か、家常・・さん?
万里 : んー・・・祥行の方が良いかな?
 : もう!コーヒー冷めちゃいます!・・・祥行さ、ん・・
万里 : いいこだねぇ。ちゃん。頑張ったから、ご褒美あげる
 : ご褒美?
万里 : そ、ご褒美。ちょっと上向いてご覧?
 : こうですか?

そのまま、の唇に触れる程度の優しい万里のキスがおとされた
あまりの早業には目を閉じるのも忘れてた

万里 : こんなご褒美は嫌い?
 : ・・・ず、ズルイです!・・・びっくりの連続です

そう言って笑うを万里はもう一度抱きしめた


万里 : コーヒー、美味しい?
 : ・・・
万里 : 美味しくない?
 : ・・・美味しいです
万里 : どうしたの?ちゃん、怒ってる?
 : 照れくさいんです!・・・もう、万里・・祥行さんったら・・・
万里 : まあまあ。バレンタインだし良いかなって思ったんだけど?・・・え?
     アレ?!もしかして俺じゃないの?!
 : 違います!ちゃんと・・ちゃんと用意してますけど・・・びっくり・・しました
万里 : そういうちゃんも好きだなぁ俺。チョコレートと一緒にちゃん食べても良い?
 : 祥行さん?!
万里 : だってさ、
     チヒロと居る時や、ゴージャスじゃ、ちゃんってそんなに照れた顔、しないから・・
 : ・・・してます
万里 : そう?あちゃー俺の見落とし?じゃ、今日は一杯見せて?
 : そ、その前に!!・・チョコレート、受け取ってくれますか?
万里 : 勿論!・・・一緒に食べようか?俺と、ちゃんで、ね

優しいキスの後、万里の腕の中でが一言告白した事は二人だけの秘密w



Happy Happy Valentine!!