『 VALENTINE2007 選択後 彬と炎樹 』

選択後 ◇ 炎樹&彬& ◇ Write:梅桜


バレンタイン前日の夜
あんなに盛り上がって別れたものの、
いざチョコレートをあげる人を独りだけ選ぶとなるとさすがに迷う

  : は決まったのかなぁ・・・
なんか決まってそうだよなぁ。ちょっとメールしてみよう!

にメールをした

  : 「決まらないよー((o(;△;)o))どうしよう?決まった?」

メールの返事の代わりに、直接携帯に着信があった

 : ね、これから部屋来ない?
     の所行ってもいいんだけどさ・・・ほら鷹士さんいるでしょ?
  : 何々?明日の事?しょうがないなぁ、いってあげるよ
 : 何よー泣き顔のメールしてきた割には元気じゃない?
  : あれは気持ち。もう迷って泣きそうだよ!
 : はいはい、判りました。とりあえず、センセに気を付けてね〜子羊ちゃん?
  : ひどい!・・・まぁ捕まったら明日の事訊かれそうだし・・・気を付けます
 : じゃ、待ってるね〜

は周りを伺いながら、の部屋に到着した

 : いらっしゃーい。で?居た?センセ
  : 居たらこんなに早く来れないと思いますが?
 : あーそうかぁ・・・今日、ばったりセンセに合ってさ、
     が誰にチョコやるか知ってるか?って訊かれたの
  : ・・・センセ、期待してるって事かな?
 : 多分ね。
     でも、それ言ったらゴージャスのみんなもアレだけプッシュしてたしねぇ?
  : カズマ君・・・上げないとがっかりするかなぁ・・・
 : でも銀さんも欲しがってたし?
     その上、杉田君まで絡んだら、もうどれがどの声やら!!

※スパーーーーーン( *゜∇)_θ☆(ノ゜凵K)ノ

 : 、いつでも装備完了な訳ね・・・
  : 勿論。が時々暴走するからね!
 : お心遣い感謝しますわ・・・

二人は他愛ない話をしていた。
肝心のバレンタインデーがもうすぐ訪れるというのに・・・・

  : ヤッバー・・・12時過ぎちゃったねぇってバレンタインデーになっちゃったよ!
 : え?そりゃなるでしょうよ。つうかさ、、本当に決めてないの?
  : だって、無理じゃん!カズマ君だって先生だって、
     勿論銀さんも杉田君もみんな好きなのに・・・独りに絞るなんて
 : だよねー。無理な話だよねー
  : はその余裕っぷりをみると、もう決まってるんでしょ・・・
 : まだ。
  : はい?
 : だから、全然決まらないから、ちょっと諦めてるの。

は無理無理〜と手をひらひらとさせて笑う
はそんなを見てると、開き直るのも有りかも?とちょっと笑えた

 : やっと笑った、
  : え?
 : 真剣に考えるのも良いけどさ、
     無理なら無理でさっさと逃げるのも有りだと思うよ?私は
  : ・・・
 : だから、私こと、は来年に向けて今から頑張ろうとか思っています!
     ・・・明後日からあたりにしようかな
  : 志、ひっくーい・・・ま、らしいちゃ、らしいよね
 : 褒められてるんだか、けなされてるんだか。
     でも、やっぱり自分で買ったチョコレート、自分で食べるのは、ねぇ?
  : なんだか寂しいよね?
 : んー・・・あげても差し障りの無い人っていないかなぁ
  : それってちょっとひどい言い方じゃない?
 : ぶっちゃけ、そうじゃない?
  : まぁ確かに。・・・
 : 新八君とか、沖田さんとか土方さんとか、
     あ、長谷川さんだっけ?マダオって呼ばれてた・・・どうよ?
  : なんで銀さんチーム限定?それに、マダオって・・・あ、炎樹と彬さんは?
 : 炎樹ぅぅ?!
  : 確か、バレンタインにね・・・ちょっと待ってね

は手帳を取り出すと、予定表を見ていた

  : やっぱりそうだ!
     明日つうか、今日か、百貨店あるじゃない?あそこでゲリラの握手会するんだって
 : に漏れてる時点でゲリラの意味無くない?
  : ゴージャスでちょっとだけ話してたの。ここでは特別な!とか言って
 : あー炎樹なら言いそう。お前ら特別に来いよ!みたいな?
  : 似てるww
 : じゃ明日握手会行く?
     で、炎樹に「ファンでーすぅ!頑張ってくださいねぇ!!」ってわざとらしく渡してくる?
  : 面白くない?それ
 : でもさ、本命チョコレートを待ってる殿方が知ったら、
     ちょっとただ事じゃなくってよ?ちゃん?
  : あ・・・ホントだ・・・ゴージャスで炎樹がこの事話したら・・
 : カズマ君、口聞いてくれないとか?
  : チヒロマジで拗ねそうじゃない?万里さんと水無月さんは、まあ大人だけど・・・
 : 問題はチヒロか・・・
     しばらく顔見せてくれなさそう・・・キャーそれはいやぁぁぁぁぁぁ!!
  : もう、落ち着いてよ!!
 : 口止め、って出来ないかな?
  : 誰?だって後・・・彬さん?あ!!
     そうだ、その握手会、ゴージャスでホストやってる事と連動して
 : 何々?誰か来るの?まさか店長の水無月ですって現れたりしたら・・・
  : 違う違う・・あ、あった。
     えーっとね、先月NO.1だった彬さんが一緒にステージに立つらしいよ?
 : それって凄いチャンスじゃない?
  : もう、これは二人にあげなさいって神様が導いたとしか思えない
 : 決定!じゃ、どっちが炎樹にあげるか、じゃんけんで。
  : まさか炎樹もじゃんけんで決められたと思わないだろうねww
 : それを言うなら彬さんもでしょ?さ、じゃんけん・・・で、勝った方は?
  : 炎樹?
 : いや、炎樹って負けって感じしない
  : あー・・・するかもwwするする!!じゃ、負けた方が炎樹ね

その頃、ゴージャスでは

炎樹 : ハークシュゥン!!!
     ・・・ったく、バレンタインデーって事であっちこっちでオレ様の噂か?
彬  : いや、ただの花粉症だったりしてね。お大事に

今年から花粉症デビューかよと、独りぶつぶついう炎樹だった


そしてバレンタイン当日
は百貨店にチョコレートを持って来ていた
噂の握手会の時間がどうしても判らず、
のはお昼からゴージャスが開店する前、と推理した

 : ここで良いんだよね?それにしても、ゲリラの意味無いじゃん!これだけ人いたらさ
  : まあね・・・あの調子だから、ゴージャスで言いまくってたんじゃない?
 : ありえる。

その時、拡声器でしゃべる男の声がホールに響いた

「これから炎樹が当店でチョコレートを
お買いあげ頂いた女性30人先着限定で握手会をさせて頂きます!!」

 : えー?買うの?!
  : それ聞いてない・・・どうする?
 : どうするも、ここまで来ておめおめと帰る訳に行かないでしょ!

炎樹 : あれ?じゃん!!どうしたんだ、お前ら
 : 炎樹?・・・と、握手会じゃないの?
炎樹 : んー・・俺の登場はもうちょっと後。会場見に来たんだ。彬と、な?
彬  : 姫、ごきげんよう
 : あ、ども。
  : ごきげんよう、彬さん
炎樹 : こんなトコに居ないで、控え室くるか?大スターなだけに目立つからよ
 : そうだね、、お言葉に甘えて
  : うん、彬さんも、来てくださいね
彬  : 勿論。姫を守のがボクの仕事だよ?さ、行こう?

控え室はとても質素だった
思った以上に外の喧噪が聞こえない

 : あ、そうそう。炎樹、握手会ってチョコレート買わないと参加出来ないんだって?
炎樹 : あ?あぁ。なんで?お前ら、やっとオレ様の良さに気が付いた?
 : まー今日一日はそう言う事にしておくから。
  : 、投げやりすぎ・・・
炎樹 : なんだよ、お前ら、いっつもオレ様の扱い酷いんじゃねー?
彬  : まあまあ。大スターと言う物は器の大きいものだよ?
  : あ、そうだ、彬さんには私から。いつもお世話になっています
彬  : 姫?!これをボクにかい?・・・でも、君はカズマと仲が良かった様に感じたけど?
  : えー・・・っと・・それには深い訳が・・・ね?
 : うん。その前にこれ、炎樹には私から。
炎樹 : えー、かよ
 : 要らないの?まったく、なんで私じゃんけん弱いんだろう・・・
炎樹 : なんか言った?
 : 何も。要らないなら返せ!今すぐ返せ!ここで返せ!!
炎樹 : イヤだねー。貰った物は返せません!!つうか、ホントは嬉しいんだぜ?
 : 炎樹?
炎樹 : ・・・俺、業界に居るだろ?この時期、凄いぜ?
     こんな風に明るい気持ちでチョコ貰ったの俺久し振りかもな・・

そんな炎樹の想いもしない告白に、はちょっと胸が痛んだ

炎樹 : でも、あれだろ?
     これ、きっとゴージャスメンバーの中の独りに決められないからって俺と彬じゃねーの?
: ギクゥ!!
彬  : 本当かい姫?・・・でも、それでも嬉しいよ。ちょっとしたサプライズだ
炎樹 : そうだな。俺たちにしてみたら、サプライズって事だよな
 : なんだか、ゴメン・・・
  : チョコでゴージャスのメンバーと顔合わせ難くなるってのも、悲しいなぁて、ね?
 : 彬さんも、炎樹にも、
     ホントいつも世話になってるって気持ちはあるから・・・でもいい訳っぽかな?
彬  : そんな事ないよ。ありがとう、姫に
炎樹 : そうそう。ホント、ありがとうな、二人とも。
 : 特に・・その・・炎樹には世話になってるというか、突っ込んでるというか
炎樹 : 日頃の罪滅ぼしって事な?ま、らしくていいんじゃね?
彬  : そうだね。ボクも感謝される事に悪気は感じないよ。
:よかったー!!

その時ドアの外から声がかかった

「すみませーーん!!炎樹さん、彬さん、そろそろお願いします!!」


炎樹 : おう!じゃ、彬行こうぜ!
彬  : じゃ、行ってくるよ、姫
 : 頑張ってね〜炎樹!
  : 彬さんも頑張って!
 : あ、そうそう・・・チョコレートの事は・・・
炎樹 : 勿論、秘密にしといてやるよ。な、彬
彬  : あぁ。姫がまたゴージャスに楽しく来れる時まで、ボクの胸にしっかり納めておくよ

そういうと、炎樹と彬は会場に誘導されていく。と、炎樹が振り向いた

炎樹 : 来年は頑張れよ!来年もバレンタイン有るんだからな!!
     来年は口止めチョコなんて貰ってやんねーぞ!
炎樹 : だから頑張れよ!二人とも、よ!!

は返事の代わりに大きく、大きく手を振った
そしてその後、なんだか可笑しくなって二人で笑った


は握手会を行っている1階ホールを見下ろせるカフェに居た
会場では炎樹が握手しながら、丁寧にチョコレートを受け取る
そして彬も人気があり、チョコレート渡す人、握手を求める人で列が出来ていた

 : 炎樹、良い奴だね。モテルのが判った気がする
  : 彬さんもね・・気遣いが凄いもん
 : でもさ・・・内緒にして貰っても・・・当分ゴージャスには行けないよね?
  : うん・・・カズマ君と顔合わせられない・・・と思うし
 : ま、仕方ないか
  : 来年、頑張ろうっと
 : 炎樹の言うとおりだね。私も来年は独りにあげるぞ!


そんな女の子二人のバレンタインデーでした☆



Happy Valentine??来年こそはHappy Happy Valentine!!www