★ Write:のんた ★
なにげに見ていたアクセサリーショップ
ディスプレーの中、ひときわ輝くブレスレットをみつけた
そのブレスレットに手を伸ばすと誰かの手に触れた
「....すいません」
そう店に響いた声はふたり分
互いに顔を見合わせると知った顔がそこにあった
チヒロ: 杉田さん....
杉田 : チヒロさん....
しばらく顔を見合わせると口を開いたのは杉田だった
杉田 : 買い物ですか?
チヒロ: .....うん....そんな、トコ....杉田さんも?
杉田 : 僕は次の仕事時間まで空きが出来て....あ、これ買います?
そういってさっきのブレスレットを手に取った
杉田の手の中で星の形をしたジルコニアがキラキラと光を放つ
チヒロ: ん....まだ、決めてない....杉田さんは?
杉田 : 俺もです。でも、似合いそうなんだよなぁ...さんに。あ、もしかしてチヒロさんも?
チヒロはうなずく
杉田 : なんだ。同じじゃないですか。そうだ。これ、一緒に買いませんか?
さんとさんに仲が良いからお揃いでプレゼントすれば喜ぶかも
チヒロ: ....そう、かな
杉田 : そう思いませんか?あれ?...違う?
チヒロ: ...ん...違わない、かも...
そう呟くと杉田が持っているブレスレットと同じモノを手にした
その日の夜、杉田はゴージャスに来ていた
テーブルについていたのはチヒロ
炎樹 : あれ?あそこのテーブル、珍しい組み合わせじゃーね?
水無月: そうですねぇ。でも、彼女たちが来るまでの組み合わせですよ
炎樹 : なんか企んでんのかぁ?面白そうじゃねーの。ちょっくら...
いたずらな笑顔を浮かべふたりのテーブルに向おうとする炎樹の襟を
水無月がにっこり微笑み掴む
水無月: 残念ですが炎樹、指名入ってますよ。あちらのテーブル、お願いします
炎樹 : ちぇっ。んだよーーー
彬 : 代わりにボクが行ってあげるよ
炎樹 : ん?
水無月: 彬?
彬 : もちろん、あのふたりのテーブルにね
そういった視線の先には杉田とチヒロがいた
一方、ゴージャスに向ってる途中のと
: なんか、早足じゃない?
: そうかな?
: ふーん...そーゆーことか
: な、なにが??
: 久し振りだもんね。智和。
: !!
: 当たりじゃん。紅くなっちゃって
そうをからかいながら雑踏の中を歩いていると見知った横顔が見えた
: 、あれって...カズマくんじゃない?
: ホントだ。何持ってんだろ...笹?竹?
: カズマくん!!
の声にカズマが振り向いた
カズマ: さん、
: こんばんわ。これから出勤?
カズマ: そんなところですよ。とさんはこれから御来店ですか?
: うん。今日はの付き合い
: ...付き合い、ねぇ...
呆れたようにそういうにカズマが笑みを浮かべた
カズマ: 杉田に...呼ばれたんだろ?
: ...知ってたの?
カズマ: ああ、今日、店の最初のお客様だ。
: そんなに早く?
カズマ: おかげでチヒロが貸切状態になってる
: そうだったんだ...
カズマ: 後で、テーブル...呼べよ
: わかってますって。ところでその竹...
カズマ: 竹じゃない。笹だ
: .....
: お店に飾るの?
カズマ: ああ。もうすぐ七夕だからな。
: そっか〜、七夕かぁ〜〜
カズマ: 後日、短冊の飾りつけもやるぞ?七夕にはイベントも。来るか?
: 行く行く!!
: ちょっと、鷹士さんにまた...
: 鷹士お兄ちゃんも呼べばいいんだよ。
カズマ: ...出来ればそれは遠慮願いたいな
: カズマくん...
万里 : あれ?そんなコト言っちゃう?将来のお兄様。かもしれないのに?
その声に振り返ると万里が笑顔で手を振っていた
カズマ: 万里さん...
万里 : よ?ちゃん、ちゃん
: こんばんは。
: 呼び込みですか?
万里 : そう。最近、ちゃんが御指名してくれないからさー
: そんなコト...
悪いと思ったのかいつもの勢いはドコへやら
が苦笑いを浮かべ頬を掻く
: あ、そんな意地悪いうから、チヒロに指名行くんですよ!万里さん?
万里 : 意地悪?ヤキモチっていってよー
カズマ: ヤキモチ...ねぇ...万里さんがいうと、そうは聞こえないから不思議ですよ。
万里 : あ、カズマまでそんなコトいう。ひっでーなぁー
そういって万里が笑った
万里 : まぁいいや。これから店、戻るんだろ?なら行こう。一緒に、ね?
万里が慣れた手つきでとの肩を同時に抱く
: でも、万里さん呼び込みの最中じゃ...
カズマ: そんなわけないだろ?
: よく頬を見て御覧なさい。口紅ついてるから
: あ...
万里 : あら、拭取るの忘れてた...
万里はの肩から手を離すとハンカチを出し頬を拭いた
店のドアを開ける
賑わっているせいなのか誰も気が付かなかった
万里 : お嬢様2名、お連れしましたよー
万里の声にも反応がない
万里 : 今日は一際、混んでるなぁ...
: ボーナスの後ですからねぇ
万里 : なるほど。さすがちゃん
カズマ: 席は...ああ、あそこだな。
席に向うとカズマの話の通り、杉田とチヒロが座っていた
その中に彬もいる
万里 : お、珍しい組み合わせじゃない?
チヒロ: ...あ...
万里 : 俺も同席、いいかな?
ボックスの杉田、チヒロ、彬が顔を上げた
驚いた顔をしたチヒロの隣に座ろうとした万里の肩がむんずと掴まれた
水無月: 残念ですが、この席にヘルプはいりませんよ
万里 : 店長
、 : 水無月さん!!
水無月: さん、さん、こんばんわ。お出迎えが遅れてすいません。
: いえ、いえ。混んでるようですから。
水無月: 時期が時期ですからねぇ。あ、カズマ、御苦労様
カズマ: いえ
万里 : で、店長なに?
彬 : 指名に決まってるだろう?ね?店長。
水無月: その通り。3番に万里、7番がカズマ。
万里 : ちぇっ。残念。
カズマ: 了解しました。
彬 : ふたりとも残念だったね
そういって微笑む彬にカズマがムッとする
水無月: 残念なのは彬も同じ、8番に指名ですよ
彬 : え?マジで?
水無月: 新規のお客様です。失礼のないように。
彬 : 新しい姫か...仕方ない。
そういうと席を立った
水無月: さぁ、皆さん席に行ってください
カズマ: 後で、な...
万里 : じゃあね。後で指名待ってるよ。
そういってカズマは微笑んで、万里は投げキッスをして、その場を立ち去る
彬 : お姫様の相手が出来なくって残念だけど...このナイトに任せて行くよ。では...
そういうととの手を取り、甲に軽くキスをするとその場を立ち去った
ぽかんとするふたりに水無月が声をかけた
水無月: さぁ、チヒロと杉田さんがお待ちですよ。
とがそれぞれの隣に座るのを確認すると水無月は一礼をして立ち去った
: びっくりした...
: 彬さんだからね、仕方ないかも。
チヒロ: ...消毒...
そういうとの手を取り、手の甲にキスをする
: チヒロ...
チヒロ: これで大丈夫...ね...さん...
: さすがチヒロ...
杉田 : じゃ、俺も...
: 二番煎じはダメ
杉田 : ちぇっ
: 残念でしたーー
がにっこり微笑みながらそういった
: ところで、今日はどうしたの?
: そうそう。珍しいよね?チヒロと杉田さんが呼び出すなんて
杉田 : そうですかね?
: だって、仕事忙しそうだし...
杉田 : .....
: まぁまぁ、。それはまた、別な日に...ね?
: ...うん...
: で、何?
チヒロがポケットから小さな箱を取り出しの目の前に差し出す
チヒロ: プレゼント...
: ...ありがとう...でも、いいの?逆じゃ...
チヒロ: 逆じゃない...さんに似合いそうなヤツ、見つけた...
杉田 : あ、俺もですよ。
そういって杉田も小さな箱をに差し出す
: これ、と同じ箱だ
杉田 : チヒロさんと一緒に渡そうと思って
: 一緒に?どうして?
チヒロ: ...開けたら...わかる
とは顔を見合わせて箱を開けると
店の明かりでもキラキラと光るブレスレットが入っていた
: お揃いじゃない?
: ホントだ!!
チヒロ: お揃い...イヤ?
: イヤじゃないよ〜〜。ありがとうチヒロ!
: ありがとう。杉田さん!
杉田 : いえいえ、きっとお揃いのって喜ぶと思ったんですよ
: うん。嬉しい!
: もしかして同時に渡す為に...?
チヒロ: ...うん...
: そっか〜ありがとね。チヒロ。
がチヒロに微笑みかけるとチヒロが紅くなった
: チヒロ、紅くなってる〜
チヒロ: .....
杉田 : でも渡す為だけじゃないんですよ。
: え?
杉田 : ダブルデートのお誘いです。
: ...いつ?
杉田 : 七夕の日に...どうですか?
: 七夕...あ、七夕はね...
チヒロ: ...ゴージャス?
: 良くわかったねー。さっきカズマくんに誘われたばっかり。チヒロもいるんでしょ?
チヒロ: 休もうと思ったけど...さんが来るなら...
杉田 : カズマさんが誘ったってコトは、さんも...
: う、うん...
落ち込む杉田にが声をかけた
: 杉田くんも来ればいいじゃない。みんな集まるみたいだし...
争奪戦は七夕のイベントの後でもいいと思うけど?
そういって意味深に微笑んだ
★ Write:梅桜 ★
チヒロから、杉田からのプレゼントを愛しそうに眺める二人
がふいに口を開いた
: チヒロからプレゼントなんて、なんだか照れちゃうな
チヒロ: そう?・・・イヤだったり、した?
: そうじゃなくて。んー・・いつも逆だから。ね?
: あ、そうそう。杉田さんにプレゼント貰うなんて全然考えて無くて・・・
そう言いながら、はいつの間にか杉田からのプレゼントを手首から外していた
: あらあら、ブレスレット外しちゃったの?
杉田 : ひょっとして・・・好みじゃなかったですか?
: 違う!!違うの・・・凄く、凄く大好きな感じで・・・驚いた位
: じゃ、どうして?
は胸に愛しそうにブレスレットを抱いて、杉田を達を見る
: だって・・・
: だって?
: だってね・・・無くしちゃったら困るし・・・
: んー言われてみれば、無くしそうかも
チヒロ: さんも取っちゃう?
: 私は付けておこうかな?せっかくだし
杉田 : せっかくですから、付けてくださいよ、さん。
: でも・・・
杉田 : 無くしたら、また一緒に買いに行く口実も出来ます
: 智和、やるようになったな・・・
チヒロ: ・・・何か言った?さん
は笑ってチヒロを見て、それからテレ合う二人を見た
その時、聞き覚えのある声が聞こえた
銀時 : ちぃーーっす!!、久し振りだな?
: 銀さん!
神楽 : 、久し振りね。あ、ついでにもな
: ついででもありがとう、神楽ちゃん
銀時と神楽が何もなかったように、の隣に座ろうとした
: ちょっと、ちょっと、なに普通にの隣に座ろうとしてるの?
神楽 : お前邪魔あるよ!
: 神楽ちゃん、チヒロが泣いちゃうから!
チヒロ: ・・・どくから・・・こちらにどうぞ・・・
: チヒロ、泣かないでね?ここ、座ってていいから
神楽 : 、こんな男がいいあるか?
: なーによ、その言いぐさ!
銀時 : そうそう、銀さんにかなう男なんかいねーんだよ、って行ってやれ、神楽
神楽 : 銀ちゃんよりいい男はたくさんいるね。この前も見かけたあるよ
銀時 : どこですかー?どこで見たんですか!?
つうか、普通ここは「そうですね」って相づち打つ所じゃねーの?なに?放置?
オレまた放置?!
そんな銀時を哀れに思ったのか、水無月がヘルプで万里とカズマをボックスに行くよう指示した
はごめんなさいとジェスチャーした。大丈夫、と笑う水無月
カズマ: まあまあ、皆さん落ちつて下さい。ヘルプのカズマです
万里 : どーもー万里です。神楽ちゃん?以後お見知りおきを。
神楽 : あたしを軽い女だと思ったら火傷するあるよ。坊や?
万里 : こりゃ手厳しいな
: 万里さん!
: カズマ君
万里 : 大変そうだな、チヒロ
チヒロ: ・・・邪魔っていわれた
万里 : 泣くなって。で?そちらのお兄さんは?
: 万事屋さんの銀さん
銀時 : ヨロシクな、兄ちゃん。オレ、こう見えてホストの経験者だから
: だまれ、エセホスト
銀時 : はイチコロだぜ?・・・命に代えても・・・
: ・・・はぁ・・・
カズマ: 、頬が赤いようだが?そちらのお客様はお飲物は?
銀時 : 決まってるだろ!苺牛乳
スパーーーーーーーーン!(。-ω-)_θ☆(ノ ̄皿 ̄)ノ
: ホストクラブには苺牛乳ありませんから!!まったく新八君が・・アレ?
: そう言えば。今日は新八君は?
神楽 : お通ちゃんのイベントで出かける言ってた。張り切ってたあるよ
銀時 : なんでも七夕イベントとかで、ファンクラブ限定なんだとよ
: へー偶然
: 時期だしね
銀時 : なんだよ、その偶然って
カズマ: ゴージャスでも七夕イベントする事が決まりまして。
万里 : せっかくだから、神楽ちゃんも参加しちゃえば?
神楽 : 坊や、アタシを誘うなんて100年早いよ
: だから、誰よ?
銀時 : 、七夕って何だよ?
: え?知らないの、銀さん
銀時 : あー・・知ってる様な、知らないような。、こっち来てちょっと教えてくれねぇ?
カズマ: 何さりげなく、二人っきりになろうとしてるんですか?
杉田 : 油断もスキもありゃしないって奴ですね。俺キャラながら
スパーーーーーーーーン!(。-ω-)_θ☆(ノ ̄皿 ̄)ノ
杉田 : ?!・・・どこからスリッパが・・・
: あれよ、作者のさじ加減ってやつw
は少し不思議そうな顔をしたまま、銀時に答えた
: 銀さん、本当に七夕知らない?
銀時 : まっさか!!この銀さんが知らない訳ないじゃんかよ!
は本当にすぐ引っかかって可愛いなぁ
カズマ: なにコソコソ話してるんですか?
銀時 : なんだよ、今日は敵が多くねぇか?
杉田 : 気のせいですよ、銀さん。
: 智和、眼が笑ってない。チヒロは勿論、知ってるでしょ?七夕
チヒロ: ・・・多分。
銀時 : ちょっとちょっとぉ、マジで?ホストのくせに知らないとか言う?
チヒロ: ・・・織り姫と彦星・・・一年で一回・・・天の川・・・間違ってる?
: んー・・・断片的だからなぁ
銀時 : よっし!!ここは銀さんが美しい七夕のお話をしてやろう!
ちゃんと聞いておくんだぞ、若者!
チヒロ: ・・・はい
銀時 : そう言う訳で、が織り姫で。
スパーーーーーーーーン!(。-ω-)_θ☆(ノ ̄皿 ̄)ノ
杉田 : やっぱりそう来た!俺キャラそう来た!!
スパーーーーーーーーン!(。-ω-)_θ☆(ノ ̄皿 ̄)ノ
: どっちも話が進まない!!銀さんは神楽ちゃんで七夕の説明しなさい!!
銀時 : 判りました・・・
銀時は静かに七夕の話を始めた。
横で杉田もカズマも、そして、チヒロ、万里に神楽もその話に耳を傾けている
一年に一度。たった一度の逢瀬。織り姫と彦星の哀しい運命の話
神楽 : 銀ちゃん、銀ちゃん
銀時 : 何だ、神楽
神楽 : 一年に一回じゃ、若い男は我慢出来ないある
銀時 : それにこの前テレビで言ってたあるよ、ばれなきゃ浮気は文化だ!って。
万里 : 神楽ちゃん、どんな番組見てたの?
神楽 : 女にモノを尋ねるなんて、失礼ね
: ・・・神楽ちゃん、万里さんの時だけ、キャラが違う・・・
: でもさ、改めてきくと、なんだかジーンとするね
: うん、一年に一度、一晩だけなんてね
※ここから銀さんの妄想(笑)
、その先!!その先!!!!
一晩でする事って?が考えてる、愛する二人が一晩でする事ってなに?!!!
俺はそこが聞きたいんですけど!もの凄く聞きたいんですけど!!!!
もうその為だけに昨日頑張って七夕の本とか読んじゃったんですけど!!
なんかの周り、こう、ロマンチック大好きオーラ出てないか?そうか、そうなのか?
こう、夜景の見えるホテルで二人っきりで「今夜だけ・・・二人っきりだ」とか言うのか?
言えるのか、俺!!いや、坂田銀時、やる時はやる!そしてヤル!!
・・・が俯いちゃって「今夜だけじゃ・・・いや」とかちょっと潤んだ目で俺を見上げちゃうんだろ?
くぁぁぁぁぁ!!!たまんねーな!そうなったら俺はを抱きしめるしかねーだろ!!
「俺がここにいる事も・・・信じられねーか?・・・」
とか言ってな!!言ってな!!!言ってなぁぁぁ!!!!
腕の中でが俺に小さく囁く訳だ!
「銀さん・・・明日朝になったら居なくなっちゃうの?」
うひょぉ!!俺の脳みそ、今日は冴えてる!!
待て!落ち着け坂田銀時!お前も白夜叉と言われた男だ
ここでがっついたらいかんだろ?銀時。
そうだ、落ち着け。
落ち着いて、どんな時でも大人の余裕を見せつけてをメロンメロンにさせちゃるんだ!
大人だからな・・・こう一度、を俺の胸からゆっくりと離して
「どんな邪魔が入っても・・・どんな困難があっても・・・俺はを離さなねぇ・・・」
俺カッコイイーーーーー!!!!!銀ちゃんサイコー!!!!
大人の余裕だ、大人の。これっくらい朝飯前だっつぅの!
今日は俺最高に冴えてる!行ける!いけるぞ、銀時!!
が嬉しさのあまり、泣いちゃったりして。
、可愛いからなぁ・・・と違って。そう言う所大違いだからな!
の涙を俺が拭いちゃって。そのままチュゥって!!チュゥ!!!!ってさぁぁ!
杉田 : チュウがどうにかしたんですか?
カズマ: さっきから百面相されてますが?
: また妄想しちゃったんじゃないの?
: ・・・銀さん、妄想?
神楽 : 恥ずかしい男あるね!これじゃ
銀時 : 言うなーーーーー!!それ以上言うな!俺が泣くから言うな!
万里 : まあまぁ、泣く事ないでしょ
チヒロ: ・・・どんな妄想・・・聞きたい
: だいたい判るから、後で教えてあげる☆
銀時 : 、お前なぁぁぁ!!!今日はお前のおごり!俺たちは帰る!!ご馳走様でした
: あ、ちょっと、銀さん!酷くない?!!!・・・もう、苛めすぎたかな?
: ホントだよ。あたしちょっと行ってくる
は銀時と神楽の後を追った
その姿を少し寂しそうな顔で杉田とカズマが見送った
: 気になるの?智和も、カズマ君も
杉田 : あ、いや・・・ほら、さん優しいから
カズマ: あぁ誰かさんと違って。
: カズマ君、言うようになったじゃない?
カズマ: 冗談ですよ、気にしないで下さい。本当にの事は大丈夫です
チヒロ: ・・・さん・・・優しい・・・
万里 : はいはい、チヒロが一番よく知ってるからなぁ、ねぇちゃん?
: え?あ、そうかな・・・
チヒロ: 大丈夫・・・優しいから・・・
チヒロに真っ直ぐ瞳を見られて、何も言い返せない
そしてゴージャスの入り口では銀時とが立っていた
: の事・・・怒ってる?
銀時: いや、怒ってねーよ。つーか、感謝してるさ
: ?
銀時: こうして二人っきりになれたんだしな、と
: 銀さん!もう、すぐそうやってふざけるんだから
銀時: ・・・ま、良いか。七夕イベント、面白そうだから来てやるよ。
: うん、待ってるね!!
銀時: おう、じゃぁな!!
神楽: 銀ちゃんこっち!マダオが丁度タクシー運転してたある!
銀時: そりゃ丁度良いな
銀時: オヤスミーまた遊ぶあるよー!
: 新八君にヨロシクねー!
は二人と別れ、再びゴージャスに消えた
『 たなばたづき 1 』