『 君ボク的妄想革命?ラブレボ 4 』
読む前の説明
基本的にラブレボが中心ですが、ちょこっとラスエスキャラも出てきます。

簡単な人物関係説明

鷹士  → の兄・もちろん妹にベッタリ(笑)
龍太郎 → の学園の保険医・のコトが・・・
   → 鷹士の妹・龍太郎が気になりつつ・・・兄も気になる・・・
  → マンションの住人・のよきお姉さん。
鷹士が気になっているせいか龍太郎とは犬猿の仲?


★ Write:梅桜 ★

の後を追いかける、鷹士と龍太郎
その不思議な姿をもう一人のホストが見ていた

万里 :(あれぇ・・・ちゃんとちゃんだよなぁ・・・
     あの男、後を追いかける見たいにみえるんだけどなぁ・・・)
彬  : やっぱり気になるかい?あの後ろの二人
万里 : あ、彬さん・・・んー、やっぱりって事は彬さんも?
彬  : 気になる、と言うかね・・・ちょっとイヤな予感がするんだ
万里 : 帰りましょ、店。なんかオレすっげー不安になってきました!俺先に店帰ってますね!

万里は彬を置いて走り出した
そのころ、ちょうどは店に着いた頃だった

 : 、本当に大丈夫?・・・ちょっとイヤな予感がするんだよね・・・
: もう、ったら考えすぎだって!ほらほら、早く!チヒロが待ってるよ?
 : うん・・・

誰かに後をつけられている感じ。なんだかずっと誰かに見られている感じ
そのイヤな感じがゴージャスの扉を開ける事、の手をしばらく躊躇させた

 : ね、、やっぱり今日はやめない?
: えーー?!なんで?だって今日逃したら今度いつこれるか分からないんだよ?
 : でも、今日見つかったらずっとこれないよ?
: 見つからない!もう、今日は心配しすぎ!!先に入るからね

はそう言うとゴージャスの扉を開いた
は後ろを振り返りつつ、それでもの後に続いた

鷹士 : 入りましたね・・・クラブゴージャス・・・ホストクラブか
龍太郎: どうする?ホストクラブって男同士じゃ入店させてくれねぇって話だぜ?
鷹士 : そ、そんな!・・・が中で何をやっているのか気になるじゃないですか?!
龍太郎: 中で、ねぇ・・ま、あんまり無茶はしてないんじゃねーの?
鷹士 : どうしてそんな事が言い切れるんですか?
龍太郎: ・・・だってよ・・・が一緒だしな?・・・
     あいつ、なんだかんだいって、の事傷つかないようにしてるからな・・・

龍太郎が八重歯を見せて笑うと、なぜか鷹士はその言葉に救われる
確かにを傷つかないようにしてるのかもしれない・・・でも・・・

鷹士 : でも、高校生が来る所じゃないです!やっぱりつれて帰ります
龍太郎: 馬鹿か?お前は。そうやって無理に動いたらあいつ、なおさら帰らないって言い出すぜ?
     ・・・指輪の時と一緒だろ?落ち付けって

万里:そんな所で何してるんですか?

ふいに声をかけられて、鷹士も龍太郎も一瞬声が出なくなる

万里 : ゴージャスに何か?あーでも男性のみのご来店はお断りしてるんですよね〜
鷹士 : 中に・・中に、妹がいるんです!
龍太郎: ば、馬鹿!・・・あちゃ・・・
万里 : 妹さん?じゃ、呼んできましょうか?
鷹士 : 出来ればお願いしたいんですが。
     っていいます。あとさんって人も一緒です
万里 : わっかりました!では少々こちらでお待ち下さいませ

鷹士の声はすでに怒りに達してる。龍太郎はそう確信した
物腰の柔らかなホストは店に消えて行った

鷹士 : (・・・、お兄ちゃんと帰るんだ・・帰るんだ)
龍太郎: なぁ鷹士・・・
鷹士 : はい?
龍太郎: が出てきたら、なんて言うんだ?
鷹士 : なんてって、帰ろうって。お兄ちゃん迎えに来たって言いますよ
龍太郎: お前、やっぱり馬鹿だな・・・
鷹士 : な、何を言うんですか?!
龍太郎: あのな、俺たちはこっそりつけてきたんだぜ?
鷹士 : そうです。見つからないように、こっそりを追いかけてきましたよ
龍太郎: それを言うんだぜ?
     お兄ちゃんはお前の後を付けてました、こっそり後を追いかけましたって。
鷹士 : それが、なにか?

龍太郎は頭を抱えた
こいつ、本当に自分のした事をわかってねぇ・・・

龍太郎: コソコソと後を付けて、一緒に帰りましょうって行って、が帰ると思うか?
鷹士 : 帰るとか、帰らないじゃなくて、連れて行くんですよ、家に。

龍太郎は鷹士を見た
そこにいたのは、妹思いの人の良い兄貴の顔とは少し違う、男のほほえみ
龍太郎は背に冷たい物を感じた

一方、ゴージャスの店内

: あ、万里さん!
万里 : 見つけた!兄貴来てるよ、ちゃん
 : やっぱり・・・万里さん、ここから大通りに出ないで店から出れる?
チヒロ: ・・・さん大変?・・・怒られる?
カズマ: 後を付けられてたんですか?さん
 : そんな気がしてたの・・・でも、大通りにでないで、店から出るなんて、出来ます?
万里 : なに、裏口を使えば大通りに出なくてすむ。おにーさんに任せなさいって
 : ・・万里さん、なんだか楽しそうに見えるのは気のせい?
: あたし、帰らない

一同がを見る

カズマ: でもここでお兄さんが店に入ってきて、けんかにでもなったら・・
: いいの!お兄ちゃんは分かってない!
 : 良くないでしょ?お店に迷惑かかる。出るわよ?
: イヤだ!私・・・
 : もう2度とここに来れなくてもいいなら、ここにいなさい。

のりんとした声がの動きを制した

 : カズマ君や他のみんなにもう会えなくてもいい。
     がそれでいいなら、ここに居てもいいわ
チヒロ: ・・・さん・・・今日は帰ろう?
万里 : オレも、ちゃんと遊べないのは寂しいな・・・な、炎樹?
炎樹 : な、何だよ!オレ様が言おうとしたのによー・・・とにかく、またコイよ!
水無月: そうですよ、せっかくお友達になれたんですから。ねぇ?

が俯く
その肩が少し揺れる

カズマ: ・・・?・・・俺もまた合いたい。と、もっと合いたい
: カズマ君・・・
カズマ: 頼む。今日は俺のわがまま、聞いてくれないか?

席にはいつのまにか、カズマとだけになっていた
少し離れたボックスにたちが移動したのだ

 : 参ったなぁ・・・やっぱり来てたんだ・・・
チヒロ: さん・・・もう来れない?・・・
 : 大丈夫。チヒロに会いに来るって
チヒロ: ・・・待ってる・・から・・
万里 : えー?俺は?ちゃん、最近チヒロばっかりじゃない?
 : それより、万里さん。男の人一人でした?二人?
万里 : んーと・・ヘッドフォンしたくわえタバコの人と、もう一人。

の顔が曇る
まさか先生まで一緒とは・・・

その時、が席を立った

: !お待たせ!
 : よし、いい顔だ。万里さんお願いします

すでに先にお会計を済ませたが、を引き連れて万里の後に続く
店には何事もなかったかのように、いつもの空気が流れる

その時。

彬  : 困るよ。男性のみのお客様はお断りだと言っている
鷹士 : こっちも困ります。
     さっき妹を店から出してくれって頼んだのに、いつまで待っても来ない!
龍太郎: 鷹士、よせ!

万里 : あ、ごめーん・・・お客さんに捕まってさ。
     でも妹さん・・さんでしたっけ?いませんよ?
彬  : 他の姫達に迷惑だから帰ってくれないか?
水無月: あの・・・どういったご用件ですか?なにか探してるとか・・・
     私店長の水無月と申しますが
鷹士 : 妹が・・がここに入ったんです!どこにいるんですか?
水無月: ・・・さん?・・・いらしてませんね。
鷹士 : 嘘だ!
龍太郎: やめろ!鷹士・・・すみません、お騒がせして・・
     帰りますんで、タクシー呼んでもらえますか?
水無月: はい。かしこまりました

一足先にマンションに付いた
まだ、鷹士達は帰ってないようだった

 : ぎりぎり・・・なんとかなりそう・・・
: やっぱりお兄ちゃん、信じてないんだ・・・私の事
 : 全部、信じろって言う方が無理じゃないの?それに鷹士さんのあの性格だし・・・
: でも!でも・・・先生まで・・・

の顔が曇る
の部屋に明かりがついてしばらくして、鷹士達が戻った

鷹士は笑っていた。その目は笑っていない
龍太郎は鷹士の暴走を押さえる事が出来るのか、少し不安になっていた

鷹士 : 先生、と話をしてもいいでしょうか
龍太郎: いいんじゃねーか?帰ってるみたいだしよ・・・オレ様も一緒だけど、いいな?
鷹士 : かまいませんよ。さんも一緒で。みんなでお茶でも飲みませんか?

龍太郎には鷹士の考えがまるっきり読めなかった
そして、の携帯が鳴る
鷹士からの呼び出しだった

どうなる?どうなるぅ!続きはWEBで!ってWEBやん!