『 ゴージャスな花火大会 6 』
読む前の説明
※は注訳で解り辛い部分を注訳しているつもりです(特にスリッパツッコミ)
注訳以外で解らないコトはTwitterや拍手で訊ねてくださればお答えします


★ Write:梅桜 ★

 : さすがスーパースター様。考える事が違う!いや、ちょっと見直したよ炎樹
炎樹 : さ、俺の事どんな風に見てたの?
 : ただのオ・バ・カ☆
炎樹 : あのなぁ・・・まぁいいや。そういう軽いキャラだ、ていうのも確かだしな
 : 炎樹、カッコイイー
炎樹 : まぁな(ちょっとポーズを決める)
 : やっぱ、オバカじゃん・・・
炎樹 : な、あのな!(少し照れる)じゃ、じゃぁよ、の願いってなんだよ!

チヒロと水無月の視線がに集まる
心なしか、心配げな表情の
いたって笑顔を崩す事の無い、が笑いながら言った

 : 私?私は楽しく花火が続けたいってだけ。
     誰かと誰かがケンカしてみたり(ちらちらとあちこち見る)
水無月: ・・・参りましたね・・・
チヒロ: ・・・
杉田 : そうだ、ケンカは良くない

※スリッパ登場!スパーーーン( *゜∇)/☆(ノ゜凵K)ノ

 : お前が言うか、智和!
杉田 : 俺ケンカしてませんよ?
: そうだよ、ケンカは
 : 険悪な雰囲気をかもし出したのはどちらさん?あぁん?(杉田とカズマを見ながら)
カズマ: 確かに・・・いやな雰囲気を作ったな
杉田 : ・・それ言われたら・・すみません
 : それで良し。そんな感じ。
     花火を楽しみたいじゃん?せっかく集まれない人が集まってさ

炎樹と視線を合わせる。確かに、と炎樹は短く答える

 : で、花火をやろうって事でしょ?も楽しみたいでしょ?
: そりゃ・・・楽しくやりたいよ
杉田 : じゃ、笑いましょう!ね?笑顔、スマイルですよ、スマイル♪
炎樹 : たまには良い事言うじゃん、杉田!
     スマイルね、スマイル。ほらほらぁ、カズマも、店長も!!
 : チヒロも笑わないとくすぐっちゃうわよ?
チヒロ: ・・・それは・・駄目・・っくく・・くすぐったい・・
 : ほら、笑った。水無月さんも、くすぐってあげましょうか?
水無月: いやいや。私は笑ってますよ、ほら
: それ営業スマイルって言うんですよ、水無月さん。いっそくすぐられてしまえば?
水無月: え?さん・・あ、ちょ、ちょっとさん!!
     く、くすぐったい!!くす、くすぐったいですよ!!
 : 笑ったぁ〜♪・・・ん?

 : !!そっちに笑ってない仏頂面のお兄さんがいるわ!
: え?カズマ君をくすぐるの?
 : (にやり)当たり前でしょ?それとも私がしましょうか?
: ・・・だめ・・・ってカズマ君?
カズマ: いや・・・その・・変だな、この雰囲気が可笑しくて・・駄目だ・・笑いが・・

カズマの大笑いにつられて、笑い出す
少し前の険悪な雰囲気も全て消し飛ぶ様な、そんな笑い声がしばし続いた

炎樹 : サイコー・・・腹イテェ
杉田 : ・・はぁ、こんなに笑ったの久し振りですよ・・もう、腹が痛い・・
: 明日絶対腹筋痛いよ〜そしたらのせいだからね
 : 私なの?
チヒロ: ・・・楽しい・・凄く・・・
水無月: ・・・えぇ・・こんなに顔が痛いなんて・・久し振りです。あー笑った
 : ・・・良かった。こんな雰囲気でやりたかったからさ。

 : じゃ、次はチヒロの願い。聞きたいかなぁ〜?
チヒロ: ・・俺の・・願い?・・・
水無月: たぶん、私と一緒ですよね、チヒロは。
チヒロ: ・・・店長・・どんな事?・・・

チヒロに耳打ち。チヒロの表情から笑顔が消える
杉田とカズマ、が顔を見合わせ、やっぱりと目で言い合う
だけが状況を飲み込めていない様だった

チヒロ: ・・・駄目・・絶対・・・
水無月: 願いですよ。それに叶わなかったんですから・・・意味は無いでしょう?
チヒロ: ・・・そうだけど・・・そう・・だけど・・
水無月: それに、
     いつかライバルが現れても、おかしくないと思いませんでしたか?チヒロは
 : ライバルぅ?!・・・なに?ライバルって・・・?

以外全員:あんたどんだけ鈍いんだよ!!!

こんどはの顔から笑顔が消えた

: 、それって冗談でしょ?いや、冗談って言って?
 : いや、ほら、色恋に鈍いっていうの?私そういう事ホント鈍感だから!!(汗)
杉田 : 鈍感以上に何か違う気がする・・・
カズマ: うん・・・鈍いですまんだろう?あの店長の落ち込み・・・

水無月がそこで半分色を失って立ちつくす。チヒロが心配そうに顔を覗く

炎樹 : いやーここまでが馬鹿だったとはなー

※スリッパ登場!スパーーーン( *゜∇)/☆(ノ゜凵K)ノ

 : 馬鹿じゃない、鈍いんだ!・・・あ、あの・・水無月さん?
水無月: ははは・・いいんですよ・・・そう、そうですよね、さん、鈍いって事ですよね・・・
 : 、なんで教えてくれないのぉ〜(泣きそうになりながら)
: 知ってると思ったもん・・・そこまで鈍かったとはね〜・・・本当にびっくりだよ
杉田 : 可哀想ですね、水無月さん
カズマ: あぁ・・・在る意味哀れだな・・・ここまで来ると・・

チヒロ: 駄目・・・これ以上、さん苛めないで。

: やっと言った(にやり♪)
炎樹 : あぁ。真打ち登場ってやつ?

チヒロ: 鈍くても・・・さんだから・・・店長と・・・俺の願いは・・同じ・・
 : 同じ?
水無月: 言わなくてもいいんですよ、チヒロ
チヒロ: ・・・駄目・・・願いはさんが・・・欲しい・・・

チヒロ&水無月以外の全員:す、ストレーーーート!!

 : ・・・・・・・
: ありゃ・・・チヒロ、水無月さん、固まっちゃったよ(笑)
杉田 : さーん?どうしてさんの後ろに隠れるんですか?!
 : ・・・いや・・ほら・・・(///)
: ダーメ。隠れちゃ駄目。チヒロも水無月さんも言ってくれたんだよ?
 : だって、だって!こういうストレートの言葉ってさ!!・・・初めてで、さ・・・(半べそ)

チヒロ: ・・・初めて・・本当?
 : ウソついてどうするのよ・・・もう・・・(泣く手前)
水無月: まったく、さんは私たちに隠し事ばっかりですね?ね、チヒロ
チヒロ: ・・・ホント・・・知らない事・・いっぱいある・・・
 : 隠してなんて・・・
水無月: だから、もっと知りたくなるんです。チヒロも、私も。それが願い。

炎樹 : さすが、店長。上手いなぁ〜
: まとめましたね、さすがです
カズマ: 凄いな・・・

水無月: いやいや、そんな。そう言う事ですよね、チヒロ?
チヒロ: ・・・うん・・もっと知りたい・・・そう、知りたい・・・さんの事

 : なんか微妙にさっきと違うけど・・・まぁいいか。知りたいですか・・ははは
: 笑うトコじゃない気がするけど?
 : もう自分の鈍さとか、肩の荷が下りたというか・・
     なんか泣き笑いって言うの?笑うしかないじゃん?
: ・・・まぁね。しかし本当にって鈍いね。私も知らなかったよ
 : 分かって貰ってなにより、なにより☆

一同に笑いが起きる
すこしづつ、雰囲気が明るい方へと動く

炎樹 : じゃ、次は・・・?それともカズマ?あーそれとも杉田行く?
カズマ: たぶん、俺と杉田の願いは同じじゃないのか?
杉田 : えぇ、たぶん・・・一緒だと思います
: 私はほど鈍くないよ?
 : そっちかよ!・・・で?だれ?

残った3人の願いとは?