読む前の説明
※は注訳で解り辛い部分を注訳しているつもりです(特にスリッパツッコミ)
注訳以外で解らないコトはTwitterや拍手で訊ねてくださればお答えします
★ Write:梅桜 ★
: 願いねぇ〜面白い提案するじゃん?智和君?
杉田 : いえいえ、企み事に関してはさんにかないませんよ
: いえいえ、エロでは智和君にかないませんよ
杉田 : やりますか?
: 買ったろうじゃないかい?若いの!!
※スパーーーーン(;^◇^)ノ~☆(ノ ̄皿 ̄)ノ
: 、杉田君、駄目でしょ!まったく・・・
&杉田: ごめんなさい、お母さん
仲良く声を合わせたと杉田に素早くスリッパが飛ぶ
※スパーーーーン(;^◇^)ノ~☆(ノ ̄皿 ̄)ノ
: お前のおかんになった覚えないわ!
杉田 : これが「空気を読む」って感じですか?さん
カズマ: お前・・・そんな練習するな・・・
炎樹 : それより、それよりさ!落下傘、一番多く拾えば良いんだろ?
: そうだよ。なんで?
炎樹 : 打ち上げる前に解して、中から取ればいいんだよ、チヒロ!
チヒロ: 炎樹さん・・・それ、駄目・・・不正行為
: チヒロの言うとおり。炎樹、不正は駄目だよね〜?偉いよ、チヒロ
チヒロ: さん、もう手、大丈夫?俺・・さんの分も・・拾うから・・・
水無月: 勝負事では負けてられませんね。私も勿論参加しますよ
&カズマ&&炎樹:絶対何か起こるぞ・・・
杉田 : 落下傘、全部持ってきましたよ〜ってアレ、なんですか、この空気?
日比谷: いいの。杉田君は・・・
杉田 : 分かりましたよ!俺に内緒でエロ本談義を
※スパーーーーン(;^◇^)ノ~☆(ノ ̄皿 ̄)ノ
: するんなら、お前が居る時じゃ!ボケ!
※スパーーーーン(;^◇^)ノ~☆(ノ ̄皿 ̄)ノ
: そーいうツッコミじゃないです!
&杉田: ごめんよ、母さん
: 分かれば宜しい・・・って、また私お母さんなの?!
さてさて、良い具合に酒も回ってきているメンバー
落下傘は誰が一番獲得するか!
そしてその人の願いとは?!
: じゃ、始めるよ〜!!
(ったく、手の火傷なんてたいしたこと無いのに・・・火付け役なんてさ)
ぶつぶつ言いながらも、落下傘花火に点火していく
: 始まったよぉぉぉぉぉぉぉぉ!!
炎樹 : よっしゃー!風向き、落下傘の速度、全部読んでここだぜ!
カズマ: 甘いな、少し上空の風に流れていく。こっちだ!
杉田 : 皆さん、読みが甘すぎですよ。ここです!
チヒロ: ・・・たぶん、ここ・・・
水無月: う〜ん・・・ここら辺、ですね
: 、ここら辺?
: たぶんね〜・・・つうか、はあの下駄で大丈夫かねぇ・・・
まず3個の落下傘が空に開く。それぞれカズマ、炎樹、杉田がゲット
その後も炎樹、杉田、チヒロ、そして水無月、カズマ、チヒロ・・・
それぞれが一歩も譲らないまま、最後の落下傘に。
: 、私一個も取れないんですけど?
: 大丈夫。そっちの方が楽しいし
: 楽しいって・・・
: だってさ、
あんなに必死に一個の落下傘取り合う成人男性なんてそうそう見れないよ?
: ・・・まあね
: それにさ・・・
: ?
: たぶん、願いはみんな同じなんじゃない?あ、炎樹は別かなぁ
一人、楽しそうに含み笑いを浮かべる
あぁそうだ、この人はこういう時だけ、大人になるんだとは思い出した
その時、辺りにのひときわ大きな声が響いた
: さぁさぁお兄さん方!次ので最後だよ!取っても取られても恨みっこ無し!
男同士、最後の一発で決めようじゃないないか?!どちらさんも、ようござんすね?
: ・・・、凄く楽しそう・・・で、何故に姉御口調?
: 嫌ですよ〜お嬢さん。こんな時に楽しまないなんて、野暮ってもんですぜ?
: ・・・またサムライが乗り移ってる・・・
少し暗くなった空に落下傘の花火が上がる
全員の目が釘付けになる
: 最後位、私も参加してくるね
: あーいいけど・・足下気をつけなよ?下駄なんて走り難いの履いてるんだしね
の言葉が終わるか、終わらないか、だった。
が慣れない下駄のせいで、滑ったのだ
そのまま滑り落ちれば、浅いとは言え下は川。杉田とカズマの足が動いた
杉田 : さん!!!
カズマ: !!
一歩先に追いついたのは杉田だった
だが、やはり慣れない下駄と浴衣。
杉田は自分が川につかる状態で、が濡れるのを防いだ
杉田 : ・・・間にあった・・もう、こんな事は勘弁ですよ、さん
: ごめん・・・杉田くん・・って、降ろして良いよ!
杉田 : 駄目です。(と、お姫様抱っこのまま、テントに行く)
杉田 : カズマさん、足、くじいていないか見てくれますか?
カズマ: あ、ああ。じゃ、俺も一緒にいく
: ・・・
: 、二人が居るから、私行かないよ?いいね?
: (うなずくだけ)
: カズマ君、その氷水持っていって。服はテントにあるし。・・・智和!
杉田 : はい?
: ・・・ありがとう。・・・その、の事、守ってくれて・・ありがとう。
杉田 : さんがそんな事言うと、雨が降りますよ?
: ばか。早く着替えきな。風邪ひくよ
3人がテントに消えていくのを、残ったモノはそれぞれ複雑な気持ちで見てた
はの気持ちが分かればこそ、
杉田の優しい心遣いが彼女を追い込まなければいいと思いながら
炎樹 : とりあえず、飲もうぜ?
チヒロ: さん・・・どっちの飲む?
: 烏龍茶貰うね〜チヒロもこれでしょ?あと、水無月さんはビールでいいですか?
水無月: はい、ありがとうございます
: 炎樹、一杯取ったね・・・一番?
炎樹 : かもな〜・・・でも、あーなっちゃったら、ゲームもお流れだろ?
チヒロ: 炎樹さん・・・良い事言うんだ・・・
炎樹 : あ、なんだよ、それ!・・ま、いいか。店長、飲もうぜ!
水無月: そうですね。さん、待っている間、他の花火で楽しんでましょうか?
: そうですねー・・・ちょっと一休みって感じで(笑)
水無月: それじゃ、このイス、どうぞ。
炎樹 : ・・・さすが店長・・・チヒロ、怖い顔すんなよ・・・
その頃テントでは・・・
: い、痛い・・・やっぱり足くじいてる?
カズマ: あぁ。救急箱、持ってきて正解だったな。湿布張って静かにしてろ
杉田 : だ、そうですよ、さん。
: 杉田君・・ごめんね?せっかくの浴衣・・・
杉田 : 気にしないでください。また、別の機会に見て貰えれば
: 別の?
杉田 : そう言う時が来たら、って話っすよ。
カズマ: 意味深だな?・・また別に合うってことか?
杉田 : そうかもしれないし、違うかもしれないし・・・さ、行きましょ?
さん達きっと心配してますよ
と、その声が合図だった
: カズマ君?!
カズマ: 捕まってろ。今度は俺がおまえを運ぶ番だ
杉田 : 先、超されましたね・・・じゃ、俺はこれをプレゼント♪
: あ、落下傘だ
杉田 : あとは濡れたんで・・・あげますよ、さんに
お姫様抱っこされたに落下傘を渡して、先に出てくる杉田
カズマはどこか納得出来ないが、これ以上引っかき回しても大人げない
: ふーん・・・そう言う風になったか・・・
炎樹 : 杉田、大人だ・・・
杉田 : 皆さん、この袋の花火しませんか?さんも、これなら出来るから
: 賛成ー
炎樹 : おいおい、ドラゴンは?俺、口にくわえて
※スパーーーーン(;^◇^)ノ~☆(ノ ̄皿 ̄)ノ
: やるな。そして口にくわえるな
炎樹 : 浴衣でもスリッパ装備化よ!・・・しゃーねーなー・・・
袋の花火を楽しみだした一行
このまま終わるのか?
もう一波乱有るのか?!
★ Write:のんた ★
袋の花火をまたひとつ、またひとつと消化し始める
ねずみ花火は少し離れた場所で
ロケット花火は炎樹が男性軍を狙ったり
※こんな感じ (  ̄ー)o┳※.......ピュー  ̄□ ̄
(注意:ダメですよ。人を狙ったりしちゃ!!)
小さな花火はクルクル廻してみたりしていた
初めはキレイだった花火も・・・
杉田 : なかなか減りませんね。
チヒロ: ・・・数・・・多く、ない?
炎樹 : だな。確かにキレイだけどよぉ〜、ちょっと多くね?
と、少々だれ気味・・・
水無月: すいません。カズマを指名するお客様だったので、サービスに。と頂いたんです。
カズマ: ・・・こんなサービスじゃない方がいいんだが・・・
: カズマくん!
カズマ: ・・・わかってる。利己的だったな。
: でもさ、せっかく貰った花火・・・ここで止めちゃうのももったいないよねぇ・・・
: うん。あ、でも、またみんなでくれば?
カズマ: そうはいかないさ。
杉田 : みんな仕事の時間がバラバラですからね。
: そっか・・・
炎樹 : ああ、俺だってロケとか入ったらこれないしさ〜。のけ者はイヤだぜ?
チヒロ: じゃ、俺とさんで・・・やる
水無月: それなら私も参加したいですね。
チヒロ: 店長は・・・ダメ・・・
水無月: どうしてですか?チヒロ?
チヒロ: ・・・わかってるくせに・・・
水無月: さぁ?どうでしょう?ね?さん?
: あ、えっと・・・
今までちょっとふざけてたが頬を染め、
微笑む水無月と拗ねた表情のチヒロを交互に見つめた
小さな声で炎樹が呟く
炎樹 : また密かなバトルかよ・・・
: いいじゃない?も嫌そうじゃないし
炎樹 : もそうじゃねーの?
: 私??
炎樹 : カズマとアイツ・・・テントでふたりに何されてた?
: ・・・炎樹さん
杉田 : 何にもしてませんよ。ね?
カズマ: ああ、残念ながら・・・な。
: ・・・・(照)
その場の雰囲気を変えたかったと
その雰囲気を変えるのに声を先に出したのはだった
: そうだ!花火。みんなでたくさん持てばいいんじゃない?ね??
杉田 : でも・・・さん?
: ほら。こうやって・・・・
が気持ちの動揺を隠すように素早く花火を10本程持ち、ろうそくから火をつける
花火が勢いよく火花を散らす
水無月: 危ないですよ!離して!
チヒロ: ・・・・!
水無月がの手から花火を払い落とし、チヒロがを抱き花火から引き離す
それは見事な連携プレーだった
水無月: 怪我はないですか?
: あ、うん・・・大丈夫・・・
チヒロ: 手、熱く・・・なかった・・・?
: う、うん・・・
: びっくりしたよ。〜
: ゴメン・・・
: あれ、私もやったコトあるけど、火傷するんだよ。あんなに持ったら〜〜
: ・・・・・
チヒロ: でも、さんに怪我・・・なくてよかった・・・
そういってチヒロがを抱きしめる
それを見た水無月がふっと小さく息を吐いた
水無月: さん、大丈夫のようですし、花火、再開しましょうか?
炎樹 : だな・・・お前らみんな、一時休戦な?
カズマ: わかりましたよ。
杉田 : 休戦って・・・
炎樹 : ほら、チヒロも、な?
チヒロ: ・・・わかった・・・
そう返事をして真っ赤になったを開放した
休戦協定が交わされ、手持ちの花火を無事に消化
残るは線香花火と相成りました
: 線香花火かぁ・・・これがいちばん好きv
: 私も好きvv
カズマ: そういえば幼い頃は姉と競争したな・・・
チヒロ: どっちが長く、もつ・・・ってヤツ?
カズマ: ああ、そうだ。
杉田 : 燃えるんですよね。その競争。
炎樹 : んじゃさ、競争しねーか?
全員 : え?
炎樹 : さっきの落下傘の競争、お流れになっただろ?だからよー
水無月: その代わりというわけですか?
炎樹 : ああ。これなら全員参加できるぜ?
チヒロと水無月の視線が合う
それに負けないようにカズマと杉田の視線もかち合った
炎樹はそれを楽しげな視線で見ると鼻でふふんと笑った
炎樹 : んじゃ、決まりだな?お姫さん方もいいな?
: え・・・えっと・・・
: ・・・仕方ない・・・こうなったら私たちが勝てばいいんだよ。
: ・・・だね。
: じゃ、に任せた!
: え??
: 私、落とすのきっと早いもん。下駄だもん。さっきコケたし・・・
: ・・・・・コケたのって関係あるの?
: ある気しない?落ち着きがないとかさ??そーゆー感じで・・・
: ・・・・どうだろ・・・まぁいいや。了解。でも、なるべく頑張るんだよ??
: うん。頑張る。気持ちだけは!!
水無月: では、互いの願いを賭けて始めましょう。
杉田 : でも、線香花火、結構な数ですよね?
カズマ: なら、この中から賭けに使う1本を決めて他のは練習用にでもすればいい。
チヒロ: ・・・3本先取は?
炎樹 : お?いいんじゃね?逆転もアリだしな。
そんなワケで花火も大詰め?いよいよ、最終ラウンド??
『 ゴージャスな花火大会 3 』