『 12 Vitamin 舞踏会スクランブル chapter1 』 ★ Write:梅桜 ★
木枯らしが街を通り抜ける頃、あちらこちらにクリスマスのイルミネーションが輝き出す
ハロウィンが終われば、もう街は気の早いクリスマスムード一色になる

季節は秋から冬に変わろうかという頃。
そしてここはとあるマンションのエントランス

 : あれ、じゃない?久し振り!
  : あ、!なんか久し振りだね
 : ん〜なんかそう言えばバタバタしてたしねぇ…も忙しそうだったじゃん?
  : うん、いろいろとね(〃'∇'〃)ゝ
 : ま、お互い健康で忙しいっていいことじゃない?
  : なんからしい
 : それ褒め言葉として取っとくわね播(≧▽≦*)じゃ!
  : うん、またね〜!

の部屋の前で別れ、は自分の部屋に向かって歩いていく
まさか、この後で意外な所で再会するとも知らないで…


数日後、聖帝学園高等部の保健室

 : やっと引き継ぎ終わった〜!!いやぁ自分の城があるっていいわ ヽ(=´▽`=)ノ
生徒 : あの・・・体調が・・あれ、保健室の先生は?
 : ん?体調が悪いの?あ、私、新しい先生です、ヨロシクね
生徒 : はぁ・・・
 : そんなに不審がらなくて大丈夫。ほらIDも有るでしょ?よ、よろしくね

前任の保健室の先生が急遽辞めた為には聖帝学園の保健室に就職が決まった
この時、まさか同じ学園に知り合いが居るとは知るよしもなかった


そして同じく聖帝学園の、こちらは職員室


鳳 : では、頼んだよ、
葛城: Oh!マイスゥイ〜〜〜〜トハニ〜子猫ちゃぁ〜ん、今日も可愛いね!
 : 葛城先生、そのハニーとか子猫ちゃんって止めて下さいってば(〃∇〃)
葛城: だってぇちゃんは可愛い子猫ちゃんだしぃ!
    それに俺のマイスゥィイーーートなハニーでもある訳☆OK?
 : いや、全然OKじゃないです、葛城せ・・・
葛城: ダメダメぇ!子猫ちゃん、オレ様の事はぁ「銀チャン」で・

※バコーーー (☆_@;)☆ \(`-´メ)

  : (今鳳先生出席簿の角で…)あの…
鳳  : やはり放し飼いには出来ないね。あぁ、気にしないで、いつもの事だよ君?(VーV)
  : はぁ…
鳳  : 君…呼びにくいね。ちゃん、で構わないかな?
衣笠 : 私もその事を一度伺っておきたくて。
     なんだかさんと呼ぶより、ちゃんという感じですからね、ふふっ
  : あ、はい。で結構ですよ。そっちの方が呼ばれ慣れて居るんで
葛城 : じゃぁ俺はって呼び捨ててかまわねぇよな?っていうかマイハニー!!で

※バコーーー (☆_@;)☆ \(`-´メ)

鳳  : まったく、ちゃんの事となると…
  : あははは・・・(大丈夫かな?出席簿の角で2回も叩かれて)
葛城 : そんなに心配しなくても大丈夫だぜ、
     君には笑顔が一番似合ってるんだぜっ!葛城銀児!!復・活!!むぎゅ!太郎さん、ギブギブ〜!
九影 : いい加減大人しくしねぇとまた閉じこめられっぞ!
  : 閉じこめ…?
鳳  : あ〜いやいや、こちらの話だよ、ちゃん。葛城君の事は気にしなくて大丈夫
  : は、はぁ…(ホントかなぁ)
真田 : そうそう、大丈夫。葛城さんは不死身だからね!
葛城 : うるせぇ、子猿。ちゃん、ホント大丈夫だよ播(≧▽≦*)
  : はい。打たれ強いんですね、葛城先生は
真田 : そうそう、良いこと言う〜!上手いね、ちゃん!
二階堂: それより保健室の場所はご存じですか?
九影 : そう言えば保健室に新しく来た奴は迷ってたなぁ?
葛城 : それなら男、葛城が迷子になる前にちゃんを!
鳳  : 君とちゃんを一緒に歩かせるくらいなら、私が一緒に行く
九影 : 確かに。葛城と一緒にいったら保健室じゃねぇとこに連れていかれっちまうな
二階堂: 冗談はともかく。大丈夫ですか?
  : はい、大丈夫です。それじゃ行ってきます!

賑やかな職員室を後に、は歩き出した。保健室に書類を届けに行く用事だった

大学でバイト先がないか探していたが偶然見つけたのが、この聖帝学園高等部の職員室事務
葛城銀児がここの教師だったことが決定の大きな要因にもなった

そういえばマンションにここの生徒の部屋があったなぁ…と、はボンヤリ思い出していた
初めてあった挨拶に来た葛城達。時折マンションで顔を合わせるB6と言われる生徒達
退屈しないバイトになりそうだなぁと思いながら保健室への廊下を歩いていた

 : (あ、凄い私。迷わないで来れた!と、ノックノック)
コンコン
: はい、どうぞぉ?
 : 失礼します。鳳先生に頼まれた書類を持ってきました

:あーーーーーどうしたのぉぉぉ?!ヽ((◎д◎ ))ゝ

同時に声を上げてしまった
それもそのハズ。お互いがお互いの事を全く知らなかったのだ
そして、その一瞬の間の後、大笑いを始める二人

 : ま、座って。生徒も居ない事だし
  : うん。でも…ホントびっくり。保健室の先生なんて龍太郎先生だけでいいのに
 : まったく…でも、これも何かの縁でしょ?しっかし……驚いたぁ!!
  : ?
 : 学校!大学は?私が大学行ってるから、まさかここにバイト来ると想わなかったもん
  : 大学もちゃんと行ってるよ?でも開き時間とか有るし。
 : そうなんだ…しっかし、驚きだよね?
  : ホントだよね。そう言えば同じマンションで部屋借りてる人がここの生徒何だよね?
 : あぁ…確かそうだった…
  : ん?なんでテンション下がるの?
 : あのハイレベルなセンスの悪い部屋を見たから…ちょっとね。
(たなばたづきの選択肢で悟郎ちゃん参照☆)
  : ?
 : それより!職員室だったら先生も豪華でしょ?
  : うーん…豪華というか、賑やかと言うか…
 : 確か…葛城先生だっけ?私訊かれたわよ、のこと!
  : え?私の事?
 : マイクにエコーまで付けて、『俺のハニーは元気でやってる?』とか…
  : あははは…ハニーねぇ(〃'∇'〃)ゝ
 : …まんざらでもないのね、ハニーちゃん
  : ちょっと、はその呼び方止めてよぉ!恥ずかしいんだって!!
     今も止めて下さいって言ったんだよ?!
 : はは〜ん、葛城先生と?この、仲良しさん!(*≧m≦*)
  : そういうだって!保健室に行くので迷ったって…そうでしょ?!
 : …ひょっとしてそれは九影先生からですか?
  : ん〜背の高い坊主頭の人だったけど…その人が九影先生?
 : そうそう。
     で、メガネの背の高いクールな先生が二階堂先生で、その二階堂先生に憧れてる真田先生。
  : …よく覚えたねぇ…私葛城先生と鳳先生くらいかなぁ?
 : やっぱり興味のある人から名前を覚えるんじゃないの?
  : それってどういう意味よ…?
 : そう言う意味☆d(≧▽≦*)
 

はしばらく話し、ちょうど授業が終わるチャイムと同時に、別れた


場所は替わり。
ここは学校内に立てられた通称「バカサイユ」と言う名前のクラブハウス
お昼休みだけあって賑わっている

悟郎 : ねぇねぇ知ってる?保健室に新しい先生が来たんだって!ゴロちゃんポペラ気になるぅ〜!!
翼  : not interested.興味がない。それより、跳ねるな!
悟郎 : えーえー!ゴロちゃんポペラン気になって山田ちゃんのランチ食べられないぃぃ!!
一  : 悟郎、飯の時に騒ぐなってーの!俺が後で一緒に見に行ってやっから!
悟郎 : キャー嬉しい!ハジメ大好きぃハグ〜!
清春 : オレ様も行ってやろうかぁ?キシシシ
悟郎 : ん〜キヨは悪戯しそうだからだめぇ!ミズキは…寝てるね(^^;)
瞬  : 俺も寝るからな、起こしたら殺すぞ
清春 : はいは〜い、それじゃぁ素敵な夢が見れる最高の睡眠薬入り水鉄砲だぁ!喰らえ!!
瞬  : 仙道ぉぉぉ!!殺す!!
一  : だから、飯喰ってからにしろっていってんだろ!
瑞希 : …………トゲーも迷惑してる
山田 : お待たせしました〜本日のランチのデザートはぁ…

その後、もうひと騒動合った事は言うまでもなく。
昼休みも終盤の頃、一と悟郎は保健室の前にいた

悟郎 : それじゃ、行くよ〜せーのーで!
一  : え?こう言う時はノックだ、ノック!悟郎!
悟郎 : ポッペラ〜ン!!初めまして!!ゴロちゃんだよぉ!って、あ!!発見!ハグー!!
 : え?ご、ゴロちゃん?あ、君もそう言えばマンションで合った事有るね
一  : あ、えーっと……
悟郎 : 、無理無理ぃ〜ハジメがの事覚えてたらゴロちゃんポペラびっくりだよ
 : ぽ、ぽぺ?
悟郎 : あ、ゴロちゃんの魔法の言葉☆
一  : おい、再会を喜んで抱きつくのは大目に見るとしても…いいかげん離れてやれよ、悟郎
悟郎 : えーつまなんないぶー!(*.ε.*)も嫌ぁ?
 : (嫌ぁって美少女顔で聞かないでよーー!)私もそろそろ離して欲しいかなぁと思ってます(^^;)
悟郎 : ブー!(*.ε.*)でもでも、がここにいるって事は、これから毎日保健室にきたら逢えるね!
 : ん〜毎日来られても困るかも(^^:)
悟郎 : えー来ちゃうも〜ん!ゴロちゃんに会いに来ちゃうモンね!あ、そうだは?元気してる?
 : あ、なら…

その時、ドアがノックされた
そして偶然にもドアの向こうから現れたのはだった

  : 、今日だけどって、なんで悟郎ちゃんがいるの?!
悟郎 : きゃーー!ポペラ感激!ゴロちゃんに会いたいなぁって話してたんだよ〜?ねぇハジメ?
一  : あ、あぁ…さん、さん……σ( ̄、 ̄=)
悟郎 : もうハジメったら!引っ越しの時逢ったでしょ?
     それになんどかマンションでも会ってる、管理人の妹さんのちゃん!!
一  : そうそう、えーっとマンションの掃除してる!
  : (ノ_-;)……いいの…草薙君が覚えてない事知ってるし
 : あ、凄い!名前覚えてたんだね〜!
悟郎 : すっご〜い!!って頭いいんだね!
一  : ホントすっげぇーな!俺でさえ自分の名前時々忘れるってのによ〜アンタ天才だぜ!
 : いや…自分の名前は…ねぇ?
  : 流石に忘れないかも…って言うか、珍しい名前だなぁと思って覚えてたの
 : 確かに。一度聞いたら忘れないような名前だし。草薙君といい風門寺君と
悟郎 : ゴ・ロ・ちゃん!!そんな怖い名前で呼んでも返事しないモン!プ〜ン!
 : はいはい、ゴロちゃんね。判ってるって
一  : でもよ、『草薙』って言いにくいだろ?
  : そうかな?どう?
 : 草薙、くしゃなぎ、くしゃにゃ……確かに言いにくい
一  : くしゃ…まぁ、そうだろうな。あんた達面白いし、悟郎だけ名前って言うのもな?
悟郎 : ツバサも許してくれるんじゃない?
  : あの、お部屋を借りてる人?
 : あの…凄い趣味の……
一  : なんだ、意外と知ってるじゃん?俺のことはハジメで良いぜ、えっと…
悟郎 : もう、ハジメ!覚えてよぉ!はゴロちゃんのポペラン大切な人なんだよ〜!
一  : 判った、判った…えぇっと、さんと…
  : さんなんて付けられたら照れちゃうね、
 : じゃ、ちゃんでいいんじゃない?ちゃんw
悟郎 : いいな〜でも、ゴロちゃんはって呼んでも良いでしょ?
  : さん以外なら(笑)の方が慣れてるしね。ヨロシクハジメ君
一  : おう、ヨロシク、ちゃんと……先生?
 : センセって程の人間でもないんだよねぇ( ̄∇ ̄*)ゞ
悟郎 : じゃぁじゃぁで良いじゃん!!
一  : いや、でも、一応先生だぜ?保健室にいる…
悟郎 : ハジメ、名前覚えるの誤魔化してるでしょぉ?
一  : ドキィ!!
 : ゴロちゃん、良いよ。急に名前なんて覚えられないだろうし。改めてヨロシク一君
一  : おう、ヨロシクな。ちゃん、………先生?
悟郎 : だろうがぁ!ったく…ハグハグしてあげるから怒っちゃダメダメぇ☆
 : いや、怒る気になれないし…ハグの理由は何でも良いのね、ゴロちゃんは
悟郎 : ばれたかぁ〜えへ☆
  : (一瞬ゴロちゃんの声が野太く聞こえたのは気のせい?)
     …まんざらでもないみたいじゃない?ちゃん?(^^)
 : まで茶化さないの。あ、それより何か用だった?

その時予鈴が鳴り響く
午後の授業が始まる合図だ

悟郎 : それじゃ、ゴロちゃん達行くね
 : よしよし、それでこそ生徒だわ
一  : だれも授業に行くなんて言ってねーぜ?な、悟郎
悟郎 : うん、とりあえずが居る事翼達に報告しなくっちゃ!(≧∇≦)b バイピョーン!
  : ちょっとゴロちゃん!
一  : じゃ、そう言う事で、またな!えーっと…ちゃんとさん!
悟郎 : 凄いじゃん、ハジメ!
一  : 悟郎が名前連呼するからだろ?

バタバタと走り去る二人
呆気に取られる二人

  : なんだか凄い所に来ちゃったかも?
 : ホント、退屈だけはしないみたいね。で、何か用事だった?
  : あ、今日一緒に帰ろうって誘いに来たの
 : オッケー(≧∇≦)b

午後の授業が始まる前に、は自分の仕事場へ、そしては保健室で生徒の対応に追われていた
まさか、二人をこの後大きなイベントが待ち受けて居るとも知らずに………



★ひとこと★
二人を待つビックイベントとは!
そしてこのSSはいつ完結するのか!?(っておい!)
そんな感じで番長に丸投げで逃げろーーーーーーー!!−−− ==ΞΞ ヘ(ヘ(ヘ(ヘ(ヘ(ヘ(ヘ(ヘ(≧▽≦)ノ