『 たなばたづき Select 鷹士 』 ★ Write:のんた ★
銀時の問いには視線を合わせる

銀時 : あれっ?なんか感じ悪くね?
     ふたりは互いに知ってますっvみたいな感じになってますけど??
 : そりゃのコトだもん。知らないわけないじゃない?
銀時 : わーー、、感じ悪っ。なに?私のちゃん☆とかいっちゃうワケ?
 : なーに?ヤキモチ??
銀時 : や、妬いてないんかないやいっ!女同士なんてありえねー。な?
  : さぁーねぇ。意外とありかもよ

そういって意地悪に微笑む
冗談だとわかっていて銀時がふざけたところに飛び込んできた人物がいた

銀時 : が危険な発言してる!!
鷹士 : 本気なのか?
  : お兄ちゃん...
鷹士 : 兄ちゃん、お前が女の子を好きだって初めて知ったぞ。
     でも、兄ちゃんは味方だからな。応援...
 : ...はぁ...
銀時 : 鷹士さーーーん、おーーーい
  : お兄ちゃん、冗談。冗談だから
鷹士 : え?
  : 本当なワケないでしょ。どうしたらそうなるのよ?
鷹士 : そ、そうだよな...さんと...ははっ...
 : 本当に妹好きなんだから...はぁ...

が小さく呟いたところで鷹士に御呼びがかかった

龍太郎: おい!鷹士、つまみたりねーからちょっと手伝え!そこの銀髪もちょっと来い!
鷹士 : ああ、わかった。
銀時 : 何で俺が...

のそばから離すチャンスだとこれ幸いに鷹士は銀時の着物を掴む

銀時 : うわ。
鷹士 : 銀さん、行きますよ。じゃ、、お兄ちゃん、ちょっと行ってくるから。
  : うん。銀さんも、ほら!
銀時 : 仕方ねーな...
鷹士 : 今日は兄ちゃんと帰ろうな。

そういって鷹士はの頭をひと撫ですると銀時を引き連れて龍太郎の元に向った
鷹士との十分に離れた距離を見極めてに耳打ちする

 : ...鷹士さんと一緒でいいの?
  : ん...
 : 短冊に誰かの名前書いたんじゃないの?
  : ...そうだけど...
     鷹士お兄ちゃん、あんな感じだし、抜け出すのは難しいかなぁ〜って
 : この子ッたら、何、諦めてるんだか...
     ここにこんな素敵なおねーさんがいるじゃない?
  : ...
 : 鷹士さんのコトは私に任せて、せっかくの七夕だもん。行っておいでよ。ね?
  : でも...それじゃ......
 : 大丈夫。気にしないで。これでも結構、楽しいのよ。
  : え?そうなの?
 : んーーそうねーー。(...永遠の片思いだろうけどね...)

は心で呟くと笑った
のいった意味がわからずきょとんとしていた

 : まあ、まあ。で、の彦星さまって誰よ?

を自由にしてあげたい姉心もあったが
自分も鷹士と居たかったはそういっての彦星を聞き出した


を見送ったは万里やチヒロたちに囲まれつつ、鷹士の行動を遠巻きに見ていた
鷹士が誰かを探すような様子を見せた
が賺さず鷹士のそばに向う

 : 鷹士さん
鷹士 : あ、さん、の姿が見えないんですけど...
 : そのコトなんですけど...
鷹士 : 何かあったんですか?
 : ここでは伝えられないんです。ほら、のコト...ね?

そういっては意味有り気に周囲を見渡した
の行動の意味を汲み取った鷹士も同じように見回す
を狙ってるはずの人物が次々と視界に入ってきた

鷹士 : ...だけが...
 : ええ、そのコトでお話が...一緒に出ませんか?
鷹士 : いいですよ。

そう返事をした鷹士はとふたり、ゴージャスを抜け出した


抜け出した先はとあるBAR CANTALOUPE
が時々、訪れている場所だった
オーダーをすると、さっそく鷹士が喰らいついてきた

鷹士 : はどうしたんですか?
 : 、友達の仲裁に行ったんですよ
鷹士 : 仲裁...?
 : ええ。なんでも、友達が彼氏と喧嘩したらしくて...大事になってるらしいんです
鷹士 : でも、こんな時間なのに...

鷹士が不可解な表情を見せる

 : そうなんですけど。ほら、今日って七夕じゃないですか?
     だから、こんな日に喧嘩は可愛そうだって。
鷹士 : でも...

鷹士は怪訝な表情を見せた
そんな表情を変える魔法の言葉をは知っていた

 : って、優しい良いコですもんね。
     電話が来て、放っておけなかったんじゃないですか?
鷹士 : ...確かに優しいコですよ。は...

最愛の妹を褒められて悪い気はしない鷹士の表情が和らぐ
不審を消し去るにはあと一押し...

 : が今日の埋め合わせにデートしようって
鷹士 : 本当、ですか?
 : ええ、私が鷹士さんに嘘言ってどーするんですか
鷹士 : そうですね。でも、も俺にひとこと言ってくれればよかったんですけど。
 : 鷹士さん、忙しそうでしたからね。遠慮したのかも...

益田 : 失礼します。
 : 義人さん、ありがと。

この店のマスターであり、の知人である益田がグラスをテーブルの上に置く

益田 : これ、ちゃんオーダーのね。こっちが素敵な彼氏の。
鷹士 : ...彼氏?
益田 : あれ?違った?
 : さーあ?どーでしょう。
鷹士 : さん!

照れながら慌てる鷹士にと益田は笑った

益田 : そんなに照れなくてもいいのにねぇ
 : 義人さん!違うんですよ。
益田 : じゃ、これから...なのかな?
 : もう!!
益田 : 今日は七夕なんだから、ゆっくり口説き落とせばいいさ。な?ちゃん

が時々相談する手前、
鷹士がの意中の人であるコトに気が付いていた益田はにそっと耳打ちをした
の顔が紅くなる
益田はそんなをみて意地悪く笑うと「失礼」と言い残しヒラヒラと手を振ってカウンターに戻った

鷹士 : さん。顔、紅いですよ?
 : あははっ...酔ったかな?
鷹士 : ゴージャスで飲み過ぎました?

の心の内を知らないとはいえ、
こんな時、本気で心配する鷹士の姿には心の中で苦笑いを浮かべた
それと同時に胸がぎゅーっと締め付けられる気がした
は気持ちを悟られないように鷹士を見つめいった

 : そんなコトはないと思いますけど...もし...
鷹士 : はい?
 : もし、酔ったら、鷹士さんの肩、借りてもいいですか?

鷹士の胸はの為に空けてあるのだろうと考えているは、
鷹士の肩を貸してくれ。というのが精一杯だった
の気持ちに気が付いてない鷹士は笑顔で返事をする

鷹士 : もちろんいいですよ
 : ...お姫様抱っこは?
鷹士 : ...え?だ、ダメですよっ!万が一、に見つかったら...

なんでも真面目に受取る鷹士には苦笑した

 : 冗談ですよ。冗談。でも、酔ったら肩、貸してくださいね

そういったに鷹士は返事をするように微笑んだ


七夕の夜は始まったばかり....