『 たなばたづき Select カズマ 』 ★ Write:のんた ★
銀時の問いにがにっこり微笑む

 : 気になるのはの短冊だけなくせに
銀時 : ま、本音をいえばそうだけどよ〜〜、他のやつらは気になってんじゃね?特にあの辺
  : あ〜〜〜、あの辺ね

そういって指す方にチヒロや万里がいた
が頬を膨らませながら答える

 : まで、なんなのよ
姫条 : なんや〜、ここにきて仲間割れかぁ〜
 : 仲間割れって...
  : そんな大袈裟な
姫条 : せやって、いーっも、一緒。ちゃんとちゃん仲良しやん。
銀時 : うんうん
姫条 : 付き合ってるんちゃうの?( 一一)ま、男に取られるよかええけどな。
 : ...どう考えたらそうなんのよっ!
  : ぜーったい違うからっ!!!
姫条 : 冗談やん。ふたりとも、そんなマジにならんくても
 : ヘンな誤解生むようなこといわないでよねっ
銀時 : んじゃ、俺とは友達以上恋人未満から、恋人に昇格ぅ!
  : どうしたらそうなるんです!!
銀時 : そりゃ、こうしたら

銀時がを抱きしめようとした瞬間、鷹士が慌てての手をひいた
銀時の腕の中から鷹士の腕の中へ

鷹士 : 全く、油断も隙もあったもんじゃない
銀時 : ちぇっ
  : あの〜、お兄ちゃん放してくれないかな?
鷹士 : ん...あ、ああ...

鷹士が名残惜しそうに放す
そこに新しい飲み物を持って現れたカズマ
鷹士にそれを差し出しながらいう

カズマ: 相変わらず、仲が宜しいんですね
鷹士 : そりゃそうですよ。幼い頃から一緒でしたからね。

グラスを受取った鷹士ではあるが...
火花が見えそうなふたりの間の緊迫感は誰が見てもわかった

 : あれってマズイなぁ...
姫条 : ほんなら、オレ、行ってこよーか?
 : 姫条くんより、あの人たちに行ってもらった方がいいかも
姫条 : そうやね。ほんなら呼んでくるわ

そういってが指した龍太郎や水無月を呼びにいった

龍太郎: お、やってるな〜
カズマ: .....
鷹士 : やってるって何をですか?
水無月: 妹さん想いですね、ってコトですよ。ね?
鷹士 : いえ、そんな...
龍太郎: モノは言い様だな...
鷹士 : 若月先生?
水無月: まあまあ。
龍太郎: さてと、七夕デート、誘うのも大変そうだな。どーすっか?
鷹士 : ダメですよ。若月先生、に何するかわからないじゃないですか!
龍太郎: 酷い言われようだな。オレ様
  : 普段の行いですよ。センセ
龍太郎: ほう。いいこというじゃねーか。なら、その行いに応えてやんねーとな。
  : もう、龍太郎センセ!
水無月: まあまあ。ん...カズマ...
カズマ: はい?

しばらく水無月はカズマと視線を交わした

水無月: ...言うこと忘れてしまいました

カズマと何か無言の会話をした水無月がそういった

  : そういえば、龍太郎先生と水無月さんは何を話していたんですか?
水無月: ええ、今日作って頂いたお通しのレシピを教えて頂いていたんですよ。
     鷹士さんのレシピも教えていただけませんか?お客様に評判が良かったんです。
鷹士 : ええ、いいですよ。
龍太郎: じゃ、、鷹士借りていくぞ
  : うん

鷹士が龍太郎に連れられた後、カズマがぐらりと揺れた
近くにいたがグッと支える

  : 大丈夫?
カズマ: 悪い...
  : どうしたの?具合悪い?
カズマ: ...大丈夫だ
  : また、そんなコトいって...

カズマとの元にが現れた
に支えられた姿を見ていたのだ

 : 無理しないで一緒に送ってもらえば?
カズマ: ...さん...
  : 、お兄ちゃんに伝えておいて
 : 了解。たぶん、事情を知っているであろう水無月さんにも協力を仰ぎますからご心配なく
カズマ: 見てたのか...
 : まーね。ほら、可愛い妹だし

そういってが笑う

 : さ、病人は行った行った!
  : ありがとう
カズマ: ...でも、お前...いいのか?
  : いいから、ほら。帰る仕度して!
カズマ: ...わかった

カズマはの頭をひと撫ですると、控え室に向った


後のコトをに任せて、とカズマは店を出た
タクシーに乗り、カズマが運転手に告げた先
それはとあるホテルの名前だった

  : 家に帰らないの?
カズマ: ...七夕の今日、俺が何も準備してないと思うか?
  : でも...
カズマ: それとも病人をひとりにするつもりか?
  : ...わかった

チェックイン後、カズマはベットに倒れ込む
は慌てて駆け寄った

  : ちょっと、そんなに具合悪かったの??病院に行った方が...
カズマ: 大丈夫だ

そういってを引き寄せる
ダブルのベットに引き寄せられ、カズマに抱き寄せられる形になる

  : あの...カズマくん?
カズマ: こうしてると暖かい...
  : 寒いの?
カズマ: ...そんなに具合が悪いワケじゃない
  : え?
カズマ: 少し寒気はするが、風邪の手前ぐらいな症状だ。放っておいても、2〜3日で治る
  : ...
カズマ: お前を連れ出すチャンスを狙ってたんだ...あの兄貴からな...
  : カズマくん...
カズマ: こんな手を使って...軽蔑するか?

がカズマを見つめ、横に首を振る

  : 短冊に一緒にいたい。って書いたんだもん。軽蔑しないよ。
カズマ: ...
  : ねぇ、カズマくんはなんて書いたの?
カズマ: ...言わぬが花
  : ...?
カズマ: 気持ちを書かない方がいいと思った...邪魔が入りそうだったからな
  : 邪魔って...お兄ちゃん?
カズマ: いや...お前が知らないところでも、いろいろあるんだ

そういって苦笑いを浮かべるカズマをは不思議そうに見つめた
カズマと視線が交わる
静かにカズマの顔が近づいてきた
は瞳を閉じた