『 12 Vitamin 舞踏会スクランブル 斑目瑞希の場合 』 ★ Write:梅桜 ★
の所に瞬、悟郎、瑞希、九影、二階堂、真田の6人から
個性豊かな、それでいて想い溢れるメールやら手紙が届いていた


 : ここから一人だけ、なんだよね・・・

天を仰いでため息。何度目のため息だろう。
全ての手紙に目を通し、全てのメールをちゃんと見た。

寝ないでエスコート出来るのかなぁ・・・あ、トゲーがエスコートしたりして。


ふと笑顔になる。脳裏に浮かんだのはある人の寝顔
斑目瑞希だった。
手紙にはトゲーの文字(手跡?!)もあってすぐに瑞希だと解った
言葉は少ないが、エスコートがしたいという気持ちは確かに伝わった
もう一度手紙を胸に抱くと、暖かい気持ちがを満たした


しばらくたった、放課後。
図書館はあまり人がいない
静かで、時々遠くから声が聞こえる
日向の特等席に瑞希は科学雑誌を開いて眠っていた
が話があると言うと、図書館で待つとすぐに返事があった
その理由が分かった

 : ま、確かに寝心地はいいよね・・・トゲー?
トゲー: クケクケ
 : しーっ・・・まだ図書館に人がいるからね?おとなしくしててね?( ̄b ̄)
トゲー: トゲー( ̄b ̄)
 : 多分、解ってくれたんだよね。ホント頭の良い子だね
瑞希 : うん、トゲーは頭がいい
 : 起きてた?
瑞希 : 狸寝入り・・・時々話しかけてくるから・・・面倒くさい
 : なるほど。
瑞希 : で、話って?
 : あ、エスコートの事お願いしようかな?って思って。良い?
瑞希 : ・・・本当に?!僕でいいの?(≧∇≦)
 : しーっ・・・ここ図書室。
瑞希 : じゃ、出よう!ここから出ようさん!ヾ( ~▽~)ツ
 : あ、あの瑞希君?!瑞希君?!(゜〇゜;)

そんな二人と一匹をにらみつける視線があった。
成績の良い生徒が集められるクラスAの宮崎と佐久間だった
とくに佐久間は眼鏡の奥から睨み付ける冷たい目に、あからさまに瑞希への敵意を浮かべていた

宮崎 : 今の、クラスXの斑目だよな?
佐久間: あぁB6って真壁達とつるんで、女子にきゃーきゃー言われてる。頭は空っぽのくせに
宮崎 : 図書館なんか来るなっての
佐久間: まったくだ、バカがうつる

見下した視線。佐久間は舌打ちを一つ残して、図書館の奥へと消えた

一方、保健室に来た瑞希と

 : 瑞希君、保健室ついたから!ってちょ、ちょっと!!
瑞希 : 嬉しい!まさか僕が選ばれるなんて思ってなかった!!

瑞希はを抱きしめて、その場で回り出した

 : 目が回るって、瑞希君
瑞希 : あ、ごめん・・・つい嬉しくて・・・大丈夫?さん
 : うん、平気。トゲーもびっくりしたでしょ?
トゲー: トゲトゲーー!
瑞希 : ごめん、トゲー。あんまりに嬉しかったから・・・
 : そんなに喜んでもらえて、こっちも嬉しい。ありがとう、瑞希君。でも・・・
瑞希 : でも?何、さん
 : エスコートの最中に寝ちゃったらダメよ?
瑞希 : ・・・気をつける・・・がんばる・・・
 : ちょっと、なんで急に弱気になるの?そこでもっとテンション上げてさ
瑞希 : ふふふ。作戦。(。.w.。 )大丈夫、寝たりしないから。
     さんのびっくりした顔も見たかった
 : もう、瑞希君ったら
トゲー: トゲトゲー!o(≧∇≦o)(o≧∇≦)o 
 : トゲーも驚くよね?
瑞希 : 違う。トゲーも引っかかったって喜んでる
トゲー: トゲー!
 : ・・・二人に遊ばれてるし・・・(ーー;)
瑞希 : 落ち込まない、良い子良い子
トゲー: トゲートゲー
 : そして慰められてるし。(ーー;)


瑞希は機嫌が良かった
最高に上機嫌だった。まさかエスコートの相手に選ばれるとは思ってもなかった
そして、目の前のが笑っている。幸せだった


瑞希 : さん、舞踏祭のドレスはもう用意したの?
 : まだだけど・・・どうして?
瑞希 : 僕がプレゼントしたいから・・・
 : そんなのダメよ。受け取れないわ


瑞希の顔が曇る
まさかの否定。聞き間違いかもしれない


瑞希 : プレゼント・・・ドレスの。
 : ダメ。瑞希君はお姉さんと暮らしてるんでしょ?
     そういうプレゼントは自分で稼いでから、ね?
瑞希 : モデルの仕事してる・・・
 : あれはアルバイトだし・・・気持ちだけでも凄く嬉しいよ
瑞希 : ダメ・・・気持ちだけじゃ・・どうして受け取ってくれないの?
 : だからね、瑞希君がちゃんと卒業して、そして自分でお金を稼いで、
     それからドレスをプレゼントしてもらうから、ね?
瑞希 : イヤだ・・・僕がさんのドレスをプレゼントする!
 : あ、瑞希君!!


保健室から瑞希が立ち去ろうとした、その時。
窓からとびきり明るい、悟郎の声が響いた


悟郎 : パッピョーーーーン!!v(≧∇≦)vって、あれ?お呼びじゃないって感じ?
     ゴロちゃんパラッペ登場したんだけど・・・
 : それより、どうして窓からなの?ゴロちゃん
悟郎 : そーそーってば鋭いねーポペラ偉い!
     ん〜とね、言うかエスコートとか聞こえたから飛んできたの
 : あ、それは・・・
悟郎 : ひょっとして、瑞希と、けんかしちゃった?
瑞希 : けんかじゃない!・・・ケンカなんかしてない・・・
悟郎 : そっか。ね、エスコートは誰にしたの?ね、ね?
     ゴロちゃんポペラ、いやデボラ、いやいやゲボラ気になる!!
 : ゲボラ・・・今、瑞希君にエスコートはお願いしたけど・・・
瑞希 : ・・・お願いされた
悟郎 : でもでも、二人とも今ちょっとケンカ中?
 : そ、そんな事・・・
悟郎 : 、ゴロちゃんならを困らせないよ?ゴロちゃんにしなよ?
 : ・・・ゴロちゃん・・・
瑞希 : ダメ!・・・さんのエスコートは僕がする
悟郎 : あれあれ?瑞希、今部屋から出て行くところじゃなかったのかにゃ?にゃにゃ?
瑞希 : そんな事より、さんのエスコートは僕だ!・・・僕が・・・困らせても・・・


瑞希の語尾が濁る
困らせてるのは分かる。でも自分の思う事も分かって欲しい・・・


悟郎 : はいはい、分かりました、パラッペ分かりましたよー<(; ̄ . ̄)=3
 : ゴロちゃん?
悟郎 : エスコートは瑞希の仕事ね?
     でもまたを困らせたら、今度はゴロちゃんがを奪っちゃうから!
瑞希 : ・・・風門寺・・・分かった
 : ちょっと瑞希君?あの・・・
悟郎 : はい、はゴロちゃんともう少しお話ターイム!!


瑞希を追う手を悟郎が掴んだ
その言葉はどこかふざけていたが、目は真剣だった


 : ゴロちゃん、実は保健室の窓の外に居たでしょ?
悟郎 : あひゃ!バレテーラカステーラ☆、見えてた?
 : 髪の毛がね・・・でも、なんで?盗み聞きしたの?
悟郎 : ・・・ん〜ちょっと違うけど違う事もないけど・・あーゴロちゃんよく分からない!
 : そんなに混乱しないで、ね?
悟郎 : でもね、瑞希の言う事も、ゴロちゃん分かるんだ。


ふと、声の悟郎の声が「ゴロちゃん」から「悟郎」になる
真面目な顔で、まっすぐにを見て話をする悟郎


悟郎 : が瑞希からドレスを受け取れない理由って、何?
 : それは・・・養ってもらってる人から高価なプレゼントなんて受け取れないって事。
     それは分かってくれる?
悟郎 : うん。でもさ、瑞希モデルの仕事ばんがってるよ?
 : 知ってる。でも、それはあくまでバイトでしょ?
悟郎 : うん。翼がやらせたバイト。でも、今は人気も出てきて結構稼いでるって話だよ?
 : ・・・本当?
悟郎 : いつでも一人で暮らしていけるように、お金貯めてるみたい・・・瑞希らしいよね
 : なら、なおさら、そんな大切なお金でプレゼントなんて・・・
悟郎 : 大切なお金だから、大切な人にプレゼントしたい時に使うのはダメなの?
 : ・・・それは・・・
悟郎 : ばんがって貯めて、大切な事に使うなら、大好きな人のドレスに使うのはダメ?


悟郎の言葉に何一つ言い返せない
言い返す理由が、もうには残っていない。そんなに悟郎が優しく続ける

悟郎 : それにね・・・ボク、凄いと思うんだ
 : え?
悟郎 : あの瑞希がさ、人のためにプレゼントするんだよ?
     翼やボクならともかく、あの人嫌いな瑞希が、だよ?
 : ・・・もう、人嫌いは克服しつつあるって・・・
悟郎 : それでも嫌いな人は嫌い。図書館でだって、寝たふりするくらいだもん
 : あーーー!!図書館にいたの?!
悟郎 : あ、言っちゃった☆(>▽<)
     ま、そう言う事だから、瑞希のプレゼント受け取ってあげてよ
 : ゴロちゃん・・・それを言うために?
     もしかして、その為に保健室の外に隠れてたとか・・・
悟郎 : どうかなぁ?やっぱりエスコートは
     ゴロちゃんの方が良いよ〜ってポペラ思うんだけど?って言いに来ただけかもよ?
 : 嘘つき。
悟郎 : なにが?ゴロちゃん頭悪いから分からない〜〜♪(* ̄∇ ̄)/


顔を合わせて笑う
瑞希に謝ろう。それからドレスの事も、ちゃんと言おう。そう思っただった


しかし、思いとは裏腹になぜか瑞希と会う時間がなかなかとれない
バカサイユに行っても、すれ違いだったり
放課後待ち伏せても、とっくに帰った後だったり
お昼はいつも寝ていたり・・・話をする時間がゆっくり取れないまま、時間だけが無情にすぎた


とうとう、明日は舞踏祭。
そんな慌ただしい学園の中で、唯一ひっそりしてるのは保健室だった
結局瑞希とちゃんと話が出来ないまま、前日になってしまった
明日、どうしよう・・・とぼんやりと思っているとノックが響いた

 : どうぞ〜
瑞希 : ・・・さん、一人?
 : 瑞希君!?
瑞希 : 良かった、間に合った。帰ってたらどうしようって思ったんだ


にっこりと笑う瑞希に言いたい事が次々と浮かんでは消えて、結局涙が溢れ出した


瑞希 : さん?
 : ・・・もう、ずっと話がしたくて・・・
     それなのに全然瑞希君捕まらないんだもん・・・(ノ_.。)
瑞希 : ごめん・・・ドレス・・・自分で働いたお金でプレゼントしたくて・・・
 : 瑞希君・・・
瑞希 : 本当はそんなに忙しくなかったんだけど・・・僕もさんを顔、会わせられなくて
 : そんなこと・・・私、瑞希君にいろいろ言いたいことも、謝りたい事もあったのに・・
瑞希 : もういい。さんがここにいるだけで、僕は幸せ。ね?泣かないで?


自分よりもずっと背の高い瑞希がの顔をのぞき込むようにしゃがむ
トゲーが心配そうに顔をだす


瑞希 : トゲーもずっと心配してた・・・さんに会いたいって
トゲー: クケクケートゲー!
瑞希 : ありがとう、トゲー。私も会いたかったよ
トゲー: クケククゲー!
瑞希 : トゲー、アリガトゲーはやめた方が良いよ・・・(ー'`ー;)
トゲー: クケー( ̄□ ̄;)
 : もう、二人とも。アリガトゲーって!
瑞希 : やっと笑った。さんは笑った方が素敵。
 : もう、そう言う事をさらっと言わないの!・・・照れるでしょ

瑞希 : 本当・・・あ、これ。さんのドレス。
 : 開けてもいい?


うなずいて瑞希が持っていた箱を手渡される。
意外と大きかった


 : これを私が明日着るの?
瑞希 : 嫌?
 : ううん、そんな事ない!・・・似合うかな?
瑞希 : 似合う。僕を信じて?
 : 分かった。それじゃ、明日お願いね?
瑞希 : うん、がんばる。


そして舞踏祭
華やかなドレスが学園で踊る。まるでここが日本だという事を忘れるかのようだった


瑞希もタキシードに着替えると、保健室に急いだ

瑞希 : トゲー、行くよ?
トゲー: トゲー
瑞希 : さん、支度できた?
 : あ、瑞希君。タキシード、似合ってるよ・・・でも私、これで良いのかな?
瑞希 : ・・・
 : み、瑞希君?寝ちゃった?!
瑞希 : ・・・素敵。いつものさんも魅力的だけど、今日は格別。
 : 瑞希、君?
瑞希 : 可愛い・・・ドレス似合ってるけど、それ以上にさん、素敵。ね?トゲー
トゲー: トゲトゲーー!
瑞希 : トゲーも似合ってるって
 : ありがとう、トゲー。でも、ヒールが高くて転びそう・・・
瑞希 : 大丈夫、その為に僕がいる・・・さ、お手をどうぞ
 : もう、瑞希君たら
瑞希 : エスコート。ちゃんとやらないと悟郎に奪われちゃうから
 : ゴロちゃん・・・後でお礼言わないとね
瑞希 : お礼?
 : うん。それより、今は瑞希君に手を・・・こう?
瑞希 : そう。大丈夫。僕がちゃんとエスコートするから


微笑み会う二人。舞踏祭の会場へと歩き出した
廊下ですれ違う生徒に「うらやましー」とか「誰?」とか言われながらも転ぶ事はなくすんだ


悟郎 : あー!だ!
 : ゴロちゃん!?・・・ドレスなんだ
悟郎 : ポッペラ可愛いでしょ?でもも可愛いよ、ゴロちゃんの次に。
 : ありがとう。
悟郎 : 瑞希、ちゃんと受け取ってもらえたみたいだね
瑞希 : 悟郎のおかげ。ありがとう
悟郎 : なんのにゃんの〜!気にしないで、パラッペ気にしないで!さ、二人とも楽しもう?
 : そうね


瑞希と悟郎、は微笑み会った
その後ろで敵意が牙をむき出しにしてる事も、分からずに。

佐久間: 失礼。( ̄ー+ ̄)
 : あ!!ちょっと何こぼしてるのーーー!!ρ(`D´#)
瑞希 : あ!・・・ドレス・・
佐久間: そんな所に立っている方が悪いんだ。斑目なんかに手を引かれて浮かれて・・・
 : まずは『ごめんなさい』です!!謝りなさい!!ごめんさないは!?!ρ(`D´#)
悟郎 : ちょ、!!ドレスだから!パラッペその言葉はやばいから!
 : はっ!!う・・・うん・・・(-""-;)
瑞希 : 失礼。( ̄ー+ ̄)
佐久間: うわぁ!!


佐久間の頭の上からジュースを浴びせたのは瑞希だった
佐久間は甘い香りをさせつつ、瑞希を睨み付けている


佐久間: 何をするんだ!クラスXのくせに!!“(*`ε´*)ノ彡☆
瑞希 : クラスAでもクラスXでも、人に謝罪できない人間は最低。(`×´)
佐久間: なんだと?
瑞希 : わざと先生のドレスにジュースをこぼした事くらい、分かる。
     敵意を向きだしにしてたから((( ̄へ ̄井)
佐久間: 何が証拠だ?!
瑞希 : 証拠?なにそれ?あいにくと僕はバカだから、そんな難しい言葉分からない( ̄m ̄〃)
佐久間: 貴様ぁ(`Д´)
 : こんな所でケンカはダメ。君も、早く着替えないと
佐久間: あなたに言われなくても、さっさと着替えます。
     そんなバカにエスコートされてるから、そんな目にあうんだ
 : って、君がこぼしたんでしょ?!・・・ん?なにこの臭い・・・凄いクサイ・・・
瑞希 : 特製「初め甘くて最後は猛烈臭!」・・・清春が使いたがってたから試してみた
佐久間: なんだよ、これ!!なんだよ、この臭い!!!
宮崎 : こっちにくるなって!着替えてこいよ!
瑞希 : 着替えてもシャワーを浴びても、3日は消えない・・・天罰天罰( ̄m ̄〃)

悟郎 : ゴロちゃん、今瑞希に悪魔のしっぽが見えた・・・(T□T)
 : うん、私も・・・(T□T)

瑞希 : 大丈夫。3時間で臭いは消える・・・はず
 : はず?・・・大丈夫かな。あの子・・・
瑞希 : 心配なの?ジュースかけられたのに?
 : あ、そうだ!!・・・あー・・・シミになっちゃうな・・・ごめんね、瑞希君
瑞希 : 平気。踊ろう?
 : へ?
瑞希 : せっかくの舞踏祭だから。エスタノッチェ、僕と踊っていただけませんか
 : はい。


華やかなワルツが流れる
色とりどりのドレスが揺れる中、は誇らしげに、楽しげにステップを踏んでいた
そんなを見て、瑞希も幸せそうに微笑んでいた

しかし、あちらこちらからドレスのシミを囁く声がする
瑞希に聞こえている声が、に聞こえないわけがない
一曲、終わった時、瑞希がの手を引いてフロアを離れた

 : 瑞希君?あ、瑞希君、外!
瑞希 : 雪・・・さん、雪、見たい?
 : うん、ここから出れるかな?

そっと二人は会場の外へ。頭上からは羽の様な雪が降り注ぐ


 : ごめんね、瑞希君。せっかくのドレス、こんなになっちゃった
瑞希 : ・・・さん・・・
 : もう染み抜きとかしても取れないかも・・・でも、でも私このドレス大切にするから!!
瑞希 : 大切なのはドレスじゃない・・・さんだから・・・さ、もう一曲踊ろう?
 : ここで?
瑞希 : 今夜は僕と踊ってくれるんでしょ?
 : エスタノッチェってそう言う意味なの?・・・それじゃお断りかな?
瑞希 : え?
 : ・・・今夜だけじゃなく、ずっと誘って?ダンスだけじゃなく
瑞希 : 勿論、貴女を僕がずっとエスコートしていくから・・・ずっと、ずっと
 : 瑞希君?!


雪の中で瑞希はを抱きしめた
言葉が足りない。どんな言葉を、どんな風に言っても想いが追いつかない
抱きしめて、その追いつかない想いを唇に直接伝えた


瑞希 : 貴女に触れたい・・・貴女をもっと知りたい・・だから僕をもっと知って?さん
 : うん・・・瑞希君の事、もっと、もっと知りたい・・・教えてね?


もう一度キスをした
が少し背伸びをして、瑞希の唇に触れてみた


瑞希 : さんに触れられるの・・・気持ち良い・・・
 : 本当?私も瑞希君に触れて、触れて貰ってあったかいよ
瑞希 : ・・・あったかい?
 : うん、胸の辺りがすごくホンワカってポカポカしてくる感じ・・・って何だか変?
瑞希 : ううん、さんらしい。・・・うん、素敵。もっとあたたかく僕を感じて?


の返事より先に、瑞希のキスが降ってきた
雪より優しいそのキスの後ろで、舞踏祭のワルツが流れていた