『 12 Vitamin 舞踏会スクランブル 衣笠正次郎の場合 』 ★ Write:のんた ★
約束の期限までにの元に届いた手紙は6通
その中に大いなる悪戯予告が書かれた手紙も含まれていた

 : 全くもう・・・これじゃ脅しじゃない(ーー;)

はそう呟いてベットに横になった
ベット上には手紙、そばには歓迎会でみんなで写した写真がある
写真を眺めながら歓迎会での出来事を思い出してみた

 : B6がオバケとか騒ぐ前に撮ったんだよね・・・
    この後、、足挫いちゃって・・・二階堂先生にお姫様抱っこされてたっけ
    私も衣笠先生に・・・(。・・。)
    華奢かと思ってたんだけどな・・・しっかりお姫様抱っこされちゃった
    衣笠先生か・・・
    本当に私なんかでいいのかな?
    それに・・・
    この清春くんの手紙・・・・
    どーしよーー (ーー;)

そのまま、手紙と写真を交互に見つめていた


答えを出す朝
寝不足の頭をスッキリさせる為カーテンを開け窓を開けた

そしてはもう一度返事をする相手の手紙を読み返した

  : ・・・え?

その手紙に季節外れの蝶が止まる

  : ・・・蝶?こんな季節に・・・

につかまるとでも思ったのか
季節外れの蝶はひらひらと開けた窓から外へと飛んでいった


学園に着いていちばんに衣笠に出会った
聖帝一の天使の微笑みを浮かべに静かに近づいてくる

衣笠 : おはようございます。
  : おはようございます。衣笠先生
衣笠 : 昨夜はよく眠れましたか?
  : え・・・?
衣笠 : 目の下、クマが出来ていますよ
  : あ・・・(¨;)
衣笠 : 可哀想に・・・何か悩み事ですか?僕で宜しければ相談に乗りますがどうします?

が舞踏祭のパートナーの件で悩んでいるのを知っている上で
衣笠は微笑んだままでそう訊く

  : 衣笠先生・・・意地悪です(x_x)
衣笠 : ウフフ・・・そうですね。少し意地悪でしたね。(^-^)
  : もう・・・
衣笠 : でも、悩み事は舞踏会のパートナー選びだけではなかったのではないですか?

衣笠の話には手紙をもらった時のコトを思い出した

  : そうなんですよ!清春くんがですね、
     意味不明なメールを送ってきて意味が知りたければ・・・
衣笠 : 下がって!
  : え?


の話の途中、急に衣笠がの前に立ちふさがり、手を挙げた


バシッ

その音と共に衣笠の手に握られていたのは破魔矢


衣笠 : 危ないところでしたね
  : ・・・は、はい・・・ (O.O;)
衣笠 : 矢文のようですけど・・・心当たりはありますか?
  : あ、あるわけないじゃないですかっ (((゜д゜;)))
衣笠 : フフ。だ、そうですよ。清春くん
  : (゜;)え?

衣笠の視線の先にどこからともなく清春が現れた

清春 : チッ!オバケさえジャマしなきゃブチャのオモシロい顔が見れたのにヨ!(`へ´)
衣笠 : ブチャ、じゃなくて、さんですよ。それに朝の御挨拶は?
清春 : 挨拶ぅ〜?ンなの知るかヨ!それに〜
     ブチャはブチャなンだからヨ、ブチャで結構コケコッコーだろ (`∀´)キシシシッ
衣笠 : 清春くん

シュッ

そう音を立てたのは衣笠が持っていた清春が放った矢

その矢が遊びなく真っ直ぐに清春に向かい飛んで行く
ギリギリのところで清春は避けた


清春 : うわォ (;゜)
衣笠 : おや、残念 (^ー^* )
清春 : 残念じゃねーヨ!何笑ってンだオバケ!
     今、マジで狙ったダロ!オレ様を殺す気かっーてーの!
衣笠 : まさか。そう簡単に死なれては、ボクが楽しめないじゃないですか?
清春 : ハ〜ア〜ァ?(;゜〇゜)
衣笠 : 清春くんには期待しているんですよ。フフフ
清春 : 何に期待してンだヨ・・・(ーー;)
衣笠 : さあ?ウフフ。
清春 : ウフフ。じゃねーぇ!!<(`^´)>

を無視したまま交わされる謎の会話にがそっと入り込む

  : あ、あの・・・衣笠先生・・・さっきのは、ちょっとマズいのでは?
衣笠 : ああ、すいません。つい清春くんが可愛くて・・・愛情表現ですよ。フフフ
  : 衣笠先生・・・(¨;)
衣笠 : もちろん、一番可愛いのはさんですけど
  : ・・・(。・・。)
清春 : ぐァー!ったくよォ!!
     オマエ!なンで朝から、オバケなンかといンだよ

清春の質問に衣笠がにっこり微笑んで答える

衣笠 : それは、さんが舞踏会のパートナーに僕を選んだからですよ
清春& : ( ̄口 ̄)

清春とは驚いてあんぐりと口を開けた

衣笠 : おや?違いましたか?
  : いえ、合ってますけど・・どうしてそれを知ってるのかなぁ?と・・f(^ー^;
衣笠 : 今朝、ちょっとした知人が伝えてくれて・・・
  : え・・・?
清春 : 知人?だと?
衣笠 : ええ・・・今朝、蝶を見ませんでしたか?

そういって更に笑みを浮かべる

  : そういえば、朝、蝶が飛んでました・・・^^;
衣笠 : その蝶が僕に、ね?
清春 : 蝶が知人って・・・マジかよ (¨;)
衣笠 : さぁ?どうでしょう?ウフフ。
清春 : ・・・・・(;一_一)
衣笠 : でも、パートナーに僕を選んだのは事実ですから、
     僕達はこれから衣装を買いに出かけますね
清春 : は?
  : え?(O.O;) あの授業は?
衣笠 : 僕は午前中授業はありませんし、
     さんも午前中は休暇を頂いてますから大丈夫ですよ
     さ、参りましょう (ノ^^)八(^^ )ノ
  : え・・・あ・・・
清春 : オイ!待てよっ!勝手なコトすンなよ!オバケ!ブチャ!


清春が追いかけたものの衣笠とは学園の角を曲がったところで消えたのだった


舞踏会当日
は衣笠が選んだドレスに聖帝で着替えた

着替えが終わったは会場に着いてすぐ悟郎に声をかけられた

悟郎 : あ、!ポペラ可愛い☆
     それが噂のキヌちゃんが選んだドレス?ポペラ似合ってるよ〜(≧▽≦)
  : ありがとう。なら着替えにまだ・・・
悟郎 : 知ってるよん☆ ポペラキューティーに変身中(//▽//)
  : そっか、ゴロちゃんもとっても可愛いわよ
悟郎 : ありがと。ってか当たり前じゃん。ゴロちゃんはポペラ美少女だもん(≧∇≦)
  : ・・・確かに・・・(負けそう・・・いや、負けてるかも・・・σ(^-^;))
悟郎 : って、ところでキヨ見なかった?
  : え?清春くん?そういえば今日はまだ見てないなぁ???
悟郎 : ふ〜ん。そっか・・・やっぱそっか・・・
  : ・・・??

の背後から、漆黒のタキシードを着こなした衣笠が現れた

衣笠 : 清春くんなら、バカサイユにいると思いますよ。フフフ
  : (うわ〜衣笠先生・・ステキ過ぎ(#^-^#))
悟郎 : うわぁ〜キヌちゃん!ステキ!(≧▽≦) ゲボラ美少年☆
      ゴロちゃんがモノホンの女の子だったら恋しちゃってるかもっ(///∇///)
衣笠 : フフフ、ありがとう。
     悟郎くん、清春くんが少し困ってるかも知れませんから
     あと少し経ったら助けてあげてくださいね
悟郎 : あと少し・・・か・・・はぁ〜い!じゃ、おジャマしましたっ!

衣笠の言葉から何かを感じた悟郎はのんびりとバカサイユへ向かう
悟郎が去ってすぐ、九影と葛城がやってきた

九影 : へぇ〜孫にも衣装だな。もいいがも頑張ってんな
葛城 : キャー子猫チャン可愛いっ☆ 銀チャンマジでYes!フォーリンラブ!
     今からでも遅くないっ。
     銀チャンと今すぐ駆け落ちしよう!さー逃げよう!ランナウエ〜〜〜イ!!
  : 駆け落ちって何ですか?
葛城 : あーん(T.T) 
     だってぇ〜それくらいしないとぉ〜、衣笠すゎんからは取り返せないっ(>_<)
  : んな、大げさな・・・
九影 : そうでもないぜ?キヌさんはよ、

言葉を続けようとした九影の背後に足音も立てず、衣笠が移動する


衣笠 : 僕がどうかしましたか?
九影 : キヌさん (;^_^A
衣笠 : それに僕のさんに孫にも衣装とは失礼ですね
九影 : それは言葉のアヤってヤツで・・・悪りぃ^^;
衣笠 : それから・・・邪な考えはいけませんよ。葛城先生
葛城 : ・・・は、い・・・(¨;)
衣笠 : 九影先生、お願いしていたコトは?
九影 : おお、キヌさんのいう通りバッチリヤラセて貰ったぜ。暫くはココも静かだろうよ
衣笠 : そうですか。ありがとうございます


謎の会話が繰り広げられている中、新しい曲が流れ始めた


衣笠 : さん、踊りましょうか?
  : あ、はい
葛城 : わーん(T-T)(T-T)(T-T)(T-T)(T-T)(T-T) 子猫チャーーーーーーンっ!!
九影 : ほい、残念。オマエさんは、ココな?仙道みたいになりたくねーだろ?

追いかけようとした葛城の首根っこを捕まえ、衣笠とに手を振る九影

  : 葛城先生にはちょっと可哀想な事しました
衣笠 : 貴女を攫おうとしたのに?
  : 攫おうって大げさな(^_^;)
     でも、こうして衣笠先生と踊れるようにしてくれた九影先生に、
     後でお礼をしないといけませんね
衣笠 : そうですね。清春くんのコトもお願いしましたし
  : あ、だから静かだったんですね。なら、なおさらお礼しないと
衣笠 : ウフフ。貴女という人は本当に・・・

衣笠がスッと近づき手を取り、ワルツを躍るスタンス保ったまま唇を耳元に寄せた


衣笠 : 食べてしまいたいですね

そういって耳に軽くキスして甘噛みをした


  : え・・・
衣笠 : お嫌ですか?
  : あの・・・それって・・・その・・・
衣笠 : どう取るかは貴女次第です・・・僕は貴女が好きですから

はそういって微笑む衣笠の瞳に捕らわれた



舞踏祭は始まったばかり
ふたりの夜はまだこれから・・・